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プロテインS(遊離型抗原量)

  • 検査項目
    JLAC10

    材料
    検体量
    (mL)
    容器
    キャップ
    カラー
    保存
    (安定性)
    所要
    日数
    実施料
    判断料
    検査方法
    基準値
    (単位)
  • プロテインS(遊離型抗原量)
    2B711-0000-022-062
    速やかに遠心
    血漿
    0.2
    PC2

    A00
    凍結
    (21日)
    2~4
    154
    ※3
    ラテックス凝集反応

    LA(Latex agglutination)
    ラテックス凝集反応
    抗原または抗体を吸着(結合)させたラテックス粒子(感作ラテックス粒子)を用いて抗原抗体反応を行い,抗原抗体反応による凝集の有無により抗体または抗原の存在を判定する方法。

    M 50~131
    F 49~133 (%)

備考

1
凝固検体取り扱いについては、下記をご参照ください。
3.2%のクエン酸ナトリウム0.2mLに血液1.8mLの割合で採血し,転倒混和を5~6回繰り返した後,速やかに血漿分離してください。血漿は必ず凍結保存してください。(複数の検査項目をご依頼される場合で,採血量が1.8mL以上の場合,(PC5)の容器をご利用ください。)

診療報酬

D006(22)
プロテインS抗原
血液学的検査判断料125点 □

容器

補足情報



臨床意義

プロテインSは、分子量84,000のビタミンK依存性蛋白で、血中では約40%が活性化プロテインCに対する補酵素活性を有する遊離型として、約60%がC4b結合蛋白と結合したPS活性を持たない複合体型として存在している。プロテインSは凝固阻害活性を示すことが認められており、肝疾患、ワーファリン治療、血管内凝固を伴う種々の疾患で低下し、またその先天性欠損症では反復する血栓症状を呈することが知られている。本検査は遊離型を測定する。

異常値を示す病態・疾患

低値を示す疾患

DIC, 肝疾患, 先天性プロテインS欠乏症

参考文献

測定法文献
安藤 秀実, 他:医療と検査機器・試薬 41(5):509~519, 2018.
臨床意義文献
阪田 敏幸 他:医学と薬学 51-1-167~172 2004

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