現在のラボ:静岡ラボ
○TSHレセプター抗体〔CLEIA〕
項目コード:008300602 / 519202 1
-
-
検査項目
JLAC10 - 材料
検体量
(mL) - 容器
- キャップ
カラー - 保存
(安定性) - 所要
日数 - 実施料
判断料 - 検査方法
- 基準値
(単位)
-
-
-
TSHレセプター抗体〔CLEIA〕
5G310-0000-023-052 -
血清
0.8 -
S09
↓
A00 -
(21日)
- 2~4
-
214
※6
-
CLEIA
CLEIA(Chemiluminescent enzyme immunoassay)
化学発光酵素免疫測定法
固相化した抗体に対して抗原を反応させた後,酵素標識した抗体を抗原に2次反応させ,化学発光基質を加えて発光強度を測定する方法。 - 2.0未満 (IU/L)
-
TSHレセプター抗体〔CLEIA〕
備考
1
TSHレセプターのTSH結合部位を認識するM22抗体 (抗TSHレセプターモノクローナル抗体 (ヒト)) を用いた第3世代TRAbです。
診療報酬
D014(27)
抗TSHレセプター抗体(TRAb)
免疫学的検査判断料144点
- 「抗TSHレセプター抗体(TRAb)」及び「甲状腺刺激抗体(TSAb)」を同時に行った場合は、いずれか一方のみ算定する。
容器
S09 旧容器記号 C1 1 セ X1
分離剤入り (真空採血量9mL)
貯蔵方法:室温
有効期間:製造から1年
A00 旧容器記号 X
ポリスピッツ
貯蔵方法:室温
補足情報
臨床意義
甲状腺の濾胞上皮細胞膜に存在する甲状腺刺激ホルモン (Thyroid stimulating hormone:TSH) の受容体に対する自己抗体であるTSHレセプター抗体 (TSH receptor antibody:TRAb) は、TSHレセプターと結合することにより甲状腺ホルモンの合成を促進し、バセドウ病における甲状腺機能亢進症の発症要因となります。
TSHレセプター抗体の測定は、甲状腺機能亢進症におけるバセドウ病の鑑別診断に有用です。
参考文献
測定法文献
矢野 美沙紀, 他:医学と薬学 77 (5):793~804, 2020.
臨床意義文献
古田島 伸雄, 他:日本臨床検査自動化学会会誌 39 (1):39~43, 2014.