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結核菌群核酸同定〔TRC〕

  • 検査項目

    検査材料
    容器
    キャップ
    カラー
    保存
    (安定性)
    検査方法
    実施料
    判断料
    所要
    日数
  • 緊急
    結核菌群核酸同定〔TRC〕
    喀痰,気管支洗浄液,胃液,中間尿,胸水などの検体(上記以外はお問い合わせください。)
    下記参照
    冷蔵
    TRC

    410
    ※7
    2~4

備考

1
検体は充分量をご提出願います(検体量が少ない場合は検出感度が低下します)。スワブで提出された場合,きわめて検体量が少ないために偽陰性となることがありますので,ご提出はお避けください。
本検査方法ではコンタミネーションの影響がより大きくなりますので、検体採取にあたっては取り扱いに充分ご注意ください。

診療報酬

D023(14)
結核菌群核酸検出〔核酸増幅と液相ハイブリダイゼーション法による検出を組み合わせた方法、LCR法による核酸増幅とEIA法による検出を組み合わせた方法、LAMP法又は核酸増幅とキャピラリ電気泳動分離による検出を組み合わせた方法〕
微生物学的検査判断料150点

  • 「結核菌群核酸検出」は、核酸増幅と液相ハイブリダイゼーション法による検出を組み合わせた方法、LCR法による核酸増幅とEIA法による検出を組み合わせた方法、LAMP法又は核酸増幅とキャピラリ電気泳動分離による検出を組み合わせた方法による。
    なお、結核患者の退院の可否を判断する目的で、患者の病状を踏まえ頻回に行われる場合においても算定できる。

補足情報

臨床意義

抗酸菌症の診断には分離培養検査が利用されておりましたが、ヒトの感染症起因菌となる抗酸菌の多くは発育が遅く分離培 養及び同定検査に1~8週間程度を必要とするため、迅速な診断ができないなどの問題が指摘されていました。近年、核酸増幅法を 用いた抗酸菌同定検査が開発されたことにより、迅速で感度の高い抗酸菌の検出と同定が可能となり、抗酸菌感染症の鑑別診断 と治療の選択に有用な検査となっています。
また非定型抗酸菌症では、結核菌症の場合と異なり、患者を隔離して治療する必要性がありませんが、臨床所見、X線検査及び塗抹 検査のみでは結核症との鑑別が困難な場合が多く、この様な症例では結核菌と非定型抗酸菌との早期鑑別診断が重要です。

異常値を示す病態・疾患

関連疾患

結核、非結核性抗酸菌症

参考文献

測定法文献
田村 卓,他:日本臨床微生物学雑誌18(1):15~19,2008.
臨床意義文献
御手洗 聡:モダンメディア59(7):194~199,2013.

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