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項目コード:0Y910 6
検査項目
検査項目 | 検査材料 | 容器 |
---|---|---|
|
喀痰,気管支洗浄液,胃液,中間尿,胸水などの検体(上記以外はお問い合わせください。)
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キャップ | 保存 | 検査方法 |
---|---|---|
| TRC |
実施料 | 所要 |
---|---|
| 2~4 |
#1
検体は充分量をご提出願います(検体量が少ない場合は検出感度が低下します)。スワブで提出された場合,きわめて検体量が少ないために偽陰性となることがありますので,ご提出はお避けください。
本検査方法ではコンタミネーションの影響がより大きくなりますので、検体採取にあたっては取り扱いに充分ご注意ください。
D023(14)
結核菌群核酸検出〔核酸増幅と液相ハイブリダイゼーション法による検出を組み合わせた方法、LCR法による核酸増幅とEIA法による検出を組み合わせた方法、LAMP法又は核酸増幅とキャピラリ電気泳動分離による検出を組み合わせた方法〕
微生物学的検査判断料150点
分類 | 材料 | 検体量 (mL) | 保存条件 | 採取容器 | |
---|---|---|---|---|---|
口腔・気道・呼吸器 | 喀痰 | 2 ~ 3 | ![]() |
X00 | 滅菌喀痰採取容器 |
咽頭ぬぐい液 | 適量 | ![]() |
VS1 | eSwab105 レギュラーFLOQスワブ | |
消化管 | 便 | 適量 | ![]() |
F01 | キャリブレアー採便管 |
胆汁 | 5 ~ 10 | ![]() |
ARR | 滅菌スピッツ10mL用 | |
胃液 | 2 ~ 3 | ![]() |
ARR | 滅菌スピッツ10mL用 | |
泌尿器・生殖器 | 中間尿 | 5 ~ 10 | ![]() |
ARR | 滅菌スピッツ10mL用 |
カテーテル尿 | 5 ~ 10 | ![]() |
ARR | 滅菌スピッツ10mL用 | |
腟分泌物 | 適量 | ![]() |
VS1 | eSwab105 レギュラーFLOQスワブ | |
膿 | 適量 | ![]() |
VS1 | eSwab105 レギュラーFLOQスワブ | |
血液・穿刺液 | 静脈血 | 最適量 8 ~ 10 |
![]() |
CBG CBS |
血液カルチャーボトル |
動脈血 | ![]() |
CBG CBS |
血液カルチャーボトル | ||
髄液 | 2 ~ 3 | ![]() |
C10 | 嫌気ポーター | |
胸水 | 5 ~ 10 | ![]() |
C10 | 嫌気ポーター | |
腹水 | 5 ~ 10 | ![]() |
C10 | 嫌気ポーター | |
関節液 | 5 ~ 10 | ![]() |
C10 | 嫌気ポーター | |
その他の部位 | 耳漏 | 適量 | ![]() |
VS2 | eSwab106 ミニチップFLOQスワブ |
眼脂 | 適量 | ![]() |
VS1 | eSwab105 レギュラーFLOQスワブ | |
皮膚 | 適量 | ![]() |
ARR | 滅菌スピッツ10mL用 | |
爪 | 適量 | ![]() |
ARR | 滅菌スピッツ10mL用 | |
組織 | 適量 | ![]() |
ARR | 滅菌スピッツ10mL用 | |
膿 | 適量 | ![]() |
C10 | 嫌気ポーター | |
他 | 環境材料 | - | ![]() |
C30 | スタンプ培地 (院内環境検査用) |
- | ![]() |
VS1 | eSwab105 レギュラーFLOQスワブ | ||
胃生検組織 | 適量 | ![]() |
C20 | シードチューブHP (ヘリコバクター培養同定用) | |
便 | 1.0g | ![]() |
F00 | 糞便容器 | |
滅菌ポリスピッツ 10mL用
貯蔵方法:室温
血液培養ボトル (嫌気用)
抗生物質吸着中和剤入
貯蔵方法:室温
有効期間:製造から9ヵ月
最適量:8~10mL (許容範囲 3~10mL)
血液培養ボトル (好気用)
抗生物質吸着中和剤入
貯蔵方法:室温
有効期間:製造から9ヵ月
最適量:8~10mL (許容範囲 3~10mL)
嫌気ポーター 嫌気培養用
内容:寒天培地 1.2mL ブドウ糖 CO2ガス充填
貯蔵方法:室温
有効期間:製造から2年
シードチューブHP (ヘリコバクター培養同定用)
貯蔵方法:冷蔵
有効期間:製造から3ヵ月
スタンプ培地 院内環境検査用
貯蔵方法:冷蔵
有効期間:製造から4ヵ月
糞便容器
貯蔵方法:室温
キャリーブレア採便管
貯蔵方法:室温
有効期間:製造から6ヵ月
eSwab105 レギュラーFLOQスワブ
内容:アミーズ培地 1mL
貯蔵方法:室温
有効期間:製造から1年3ヵ月
eSwab106 ミニチップFLOQスワブ
内容:アミーズ培地 1mL
貯蔵方法:室温
有効期間:製造から1年3ヵ月
滅菌喀痰採取容器
貯蔵方法:室温
被検体の一定面積 (10cm×10cm通例) を eSwab105 レギュラーFLOQスワブに添付されている綿棒 (あらかじめ培地に刺して湿らせておく) にてよくふきとり 再度培地に刺しご提出ください。
スタンプ培地 (C30) のキャップをとりはずし、 培地面に手指など触れないよう注意し 被検体の表面に培地面をかるく押しつけます。 約5秒後再びキャップをしてご提出ください。
抗酸菌症の診断には分離培養検査が利用されておりましたが、ヒトの感染症起因菌となる抗酸菌の多くは発育が遅く分離培 養及び同定検査に1~8週間程度を必要とするため、迅速な診断ができないなどの問題が指摘されていました。近年、核酸増幅法を 用いた抗酸菌同定検査が開発されたことにより、迅速で感度の高い抗酸菌の検出と同定が可能となり、抗酸菌感染症の鑑別診断 と治療の選択に有用な検査となっています。
また非定型抗酸菌症では、結核菌症の場合と異なり、患者を隔離して治療する必要性がありませんが、臨床所見、X線検査及び塗抹 検査のみでは結核症との鑑別が困難な場合が多く、この様な症例では結核菌と非定型抗酸菌との早期鑑別診断が重要です。
結核、非結核性抗酸菌症
測定法文献
田村 卓,他:日本臨床微生物学雑誌18(1):15~19,2008.
臨床意義文献
御手洗 聡:モダンメディア59(7):194~199,2013.