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項目コード:011802
検査項目
JLAC10
酵素法
測定原理は比色法と同様で,測定物質を酵素を用いて特異的に測定する方法。
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分離剤入り (真空採血量9mL)
貯蔵方法:室温
有効期間:製造から1年
ポリスピッツ
貯蔵方法:室温
シアル酸はノイラミン酸の誘導体であり,糖蛋白,糖脂質の糖鎖成分の一部として生体に広く分布している。血清中では主として急性相反応物質と結合して存在し,感染症,関節リウマチなどの炎症性疾患の際に高値を示すので,炎症のマーカーとして利用される。
シアル酸含有蛋白は肝臓で生成されるので,肝硬変,慢性肝炎など肝合成機能障害で低値となり,肝機能障害の指標となる。一方,シアル酸は細胞膜の構成成分として生体に広く分布するので,広範な組織破壊のマーカーとしても利用される。
その他炎症性疾患, 悪性腫瘍, 細菌・ウイルスによる感染症, 先天異常によるシアル酸代謝異常症(ガングリオシドーシス,ムコリピドーシス), 膠原病
測定法文献
水田 亘 他:臨床病理 特54-128~134 1983
臨床意義文献
村田 克己:日本臨床 53-増-571~574 1995