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現在のラボ:千葉中央

鉄(Fe)

  • 検査項目
    JLAC10

    材料
    検体量
    (mL)
    容器
    キャップ
    カラー
    保存
    (安定性)
    所要
    日数
    実施料
    判断料
    検査方法
    基準値
    (単位)
  • 鉄(Fe)
    3I010-0000-023-271
    血清
    0.5
    S09

    AZZ
    冷蔵
    (21日)
    1~2
    11
    ※4
    ニトロソ-PSAP法
    M 54~200 F 48~154(μg/dL)

備考

*
溶血でのご依頼は避けてください。

診療報酬

D007(01)
鉄(Fe)
生化学的検査(Ⅰ)判断料144点 ☆

容器

臨床意義

生体内鉄は2/3が赤血球内のヘモグロビンとして,1/3弱がフェリチンやヘモジデリンの貯蔵鉄として肝や脾に存在する。血清鉄はβ1-グロブリンに属するトランスフェリンと大部分が結合し,それ以外の形では存在しない。鉄欠乏貧血を疑うとき,体内鉄欠乏の所見を認めた場合や,鉄過剰を疑うとき血清鉄の測定は診断上有用な検査である。なお測定値が幅広く分布する溶血性貧血,白血病,慢性肝疾患,人工透析中の患者などではその解釈に注意を要する。

異常値を示す病態・疾患

<高低に広い範囲を示すもの>

白血病, 溶血性貧血

減少する疾患

PNHの一部, ネフローゼ症候群, パンチ症候群, 悪性腫瘍, 感染症(急性・慢性), 甲状腺機能亢進症, 出血性貧血, 真性多血症, 腎性貧血の一部, 鉄欠乏性貧血, 糖尿病, 慢性出血性貧血, 膠原病

上昇する疾患

ヘモクロマトーシス, 悪性貧血, 肝硬変, 急性肝炎(初期), 再生不良性貧血, 鉄芽球性貧血

参考文献

測定法文献
荒明 洋 他:臨床検査機器・試薬 6-2-359~366 1983
臨床意義文献
刈米 重夫:日本臨床 47-増上-765~770 1989

関連項目

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