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○鉄(Fe)
項目コード:00422 2(旧 0422 1)
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検査項目
JLAC10 - 材料
検体量
(mL) - 容器
- キャップ
カラー - 保存
(安定性) - 所要
日数 - 実施料
判断料 - 検査方法
- 基準値
(単位)
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鉄(Fe)
3I010-0000-023-271 -
血清
0.5 -
S09
↓
AZZ -
(21日)
- 2~4
-
11
※4
- ニトロソ-PSAP法
- M 54~200 F 48~154(μg/dL)
-
鉄(Fe)
備考
溶血でのご依頼は避けてください。
診療報酬
D007(01)
鉄(Fe)
生化学的検査(Ⅰ)判断料144点 ☆
容器
S09 旧容器記号 C1 1 セ X1
分離剤入り (真空採血量9mL)
貯蔵方法:室温
有効期間:製造から1年
AZZ 旧容器記号 Z
酸洗浄済みのポリスピッツ
貯蔵方法:室温
臨床意義
生体内鉄は2/3が赤血球内のヘモグロビンとして,1/3弱がフェリチンやヘモジデリンの貯蔵鉄として肝や脾に存在する。血清鉄はβ1-グロブリンに属するトランスフェリンと大部分が結合し,それ以外の形では存在しない。鉄欠乏貧血を疑うとき,体内鉄欠乏の所見を認めた場合や,鉄過剰を疑うとき血清鉄の測定は診断上有用な検査である。なお測定値が幅広く分布する溶血性貧血,白血病,慢性肝疾患,人工透析中の患者などではその解釈に注意を要する。
異常値を示す病態・疾患
<高低に広い範囲を示すもの>
白血病, 溶血性貧血
減少する疾患
PNHの一部, ネフローゼ症候群, パンチ症候群, 悪性腫瘍, 感染症(急性・慢性), 甲状腺機能亢進症, 出血性貧血, 真性多血症, 腎性貧血の一部, 鉄欠乏性貧血, 糖尿病, 慢性出血性貧血, 膠原病
上昇する疾患
ヘモクロマトーシス, 悪性貧血, 肝硬変, 急性肝炎(初期), 再生不良性貧血, 鉄芽球性貧血
参考文献
測定法文献
荒明 洋 他:臨床検査機器・試薬 6-2-359~366 1983
臨床意義文献
刈米 重夫:日本臨床 47-増上-765~770 1989