現在のラボ:札幌ミライラボ
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項目コード:022802 / 0331
検査項目
JLAC10
溶血でのご依頼は避けてください。
D007(01)
鉄(Fe)
生化学的検査(Ⅰ)判断料144点 ☆
分離剤入り (真空採血量9mL)
貯蔵方法:室温
有効期間:製造から1年
酸洗浄済みのポリスピッツ
貯蔵方法:室温
生体内鉄は2/3が赤血球内のヘモグロビンとして,1/3弱がフェリチンやヘモジデリンの貯蔵鉄として肝や脾に存在する。血清鉄はβ1-グロブリンに属するトランスフェリンと大部分が結合し,それ以外の形では存在しない。鉄欠乏貧血を疑うとき,体内鉄欠乏の所見を認めた場合や,鉄過剰を疑うとき血清鉄の測定は診断上有用な検査である。なお測定値が幅広く分布する溶血性貧血,白血病,慢性肝疾患,人工透析中の患者などではその解釈に注意を要する。
白血病, 溶血性貧血
PNHの一部, ネフローゼ症候群, パンチ症候群, 悪性腫瘍, 感染症(急性・慢性), 甲状腺機能亢進症, 出血性貧血, 真性多血症, 腎性貧血の一部, 鉄欠乏性貧血, 糖尿病, 慢性出血性貧血, 膠原病
ヘモクロマトーシス, 悪性貧血, 肝硬変, 急性肝炎(初期), 再生不良性貧血, 鉄芽球性貧血
測定法文献
松原 高賢:鉄と血色素-その測定法と臨床-(南江堂):157~164, 1963.
D. H. Jung, Ph. D, et al:Am. J. Clin. Pathol. 54(6):813~817, 1970.
金井 正光,他:臨床検査法提要 改訂第32版(金原出版):579~581, 2005.
臨床意義文献
刈米 重夫:日本臨床 47-増上-765~770, 1989.