現在のラボ:千葉中央
○抗Scl-70抗体
項目コード:3526 4
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検査項目
JLAC10 - 材料
検体量
(mL) - 容器
- キャップ
カラー - 保存
(安定性) - 所要
日数 - 実施料
判断料 - 検査方法
- 基準値
(単位)
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抗Scl-70抗体
5G085-0000-023-092 -
血清
0.5 -
S09
↓
A00 -
- 3~5
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157
※6
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オクタロニー法
オクタロニー法(Ouchterlony method)
平板内二重免疫拡散法
平板内二重免疫拡散法と呼ばれるゲル内拡散法の1つ。ゲル内で抗体と抗原を拡散させ,抗原抗体反応により形成された沈降線の数や反応性の有無から,抗原と抗体の反応を確認する方法。 - 陰性(倍)
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抗Scl-70抗体
備考
&1
診療報酬
D014(16)
抗Scl-70抗体半定量
免疫学的検査判断料144点 ★
容器
S09 旧容器記号 C1 1 セ X1
分離剤入り (真空採血量9mL)
貯蔵方法:室温
有効期間:製造から1年
A00 旧容器記号 X
ポリスピッツ
貯蔵方法:室温
補足情報
臨床意義
抗Scl-70抗体はspeckled型を示す抗核抗体のひとつで,強皮症(Scleroderma)の進行性全身性硬化症(progressive systemic selerosis:PSS)に極めて特異性の高い抗核抗体である。
PSSは,皮膚硬化が躯幹にまで及ぶ汎発型と,手指,顔面に限局する限局型(CREST型)に分けられる。一般に前者では,肺線維症などの内臓線維化病変が高頻度にみられ,血管病変も強く出現して急激な進行を示すことから抗Scl-70抗体を測定する有用性が高く,早期に診断し早期に治療を開始することが重要である。
また,抗Scl-70抗体は強皮症以外の疾患ではほとんど検出されず,強皮症の病型や予後とも関連する抗核抗体である。また抗セントロメア抗体(CREST症候群に特異的)の測定との併用によりパターンの識別に有用である。よって,抗Scl-70抗体陽性群では重症例が多く,対照的に抗セントロメア抗体陽性群ではほとんどが軽症例であるという結果が得られる。
異常値を示す病態・疾患
適応疾患
強皮症, 進行性全身性硬化症(PSS)
参考文献
測定法文献
金井 正光 他:臨床検査法提要 第30版 (金原出版) 973~975 1993
臨床意義文献
鏑木 淳一 他:免疫と疾患:Meidical Immunology 7-6-749~753 1984