現在のラボ:千葉中央
○HTLV-Ⅰ(ATLV) プロウイルスDNA (クロナリティ)
項目コード:6815 0
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検査項目
JLAC10 - 材料
検体量
(mL) - 容器
- キャップ
カラー - 保存
(安定性) - 所要
日数 - 実施料
判断料 - 検査方法
- 基準値
(単位)
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HTLV-Ⅰ(ATLV) プロウイルスDNA (クロナリティ)
5F455-1440-019-831 -
血液(EDTA-2Na加)
7.0 - PN7
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(10日)
- 17~23
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サザンブロットハイブリダイゼーション
サザンブロットハイブリダイゼーション(Southern blot hybridization)
制限酵素で消化したDNAを電気泳動により分画し,1本鎖DNAに変性後,毛細管現象を利用してナイロンメンブレンに転写して,標的プローブとハイブリダイゼーションを行い,目的の遺伝子を検出する方法。DNAの量的,質的変化の異常を解析する場合に用いられる。
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HTLV-Ⅰ(ATLV) プロウイルスDNA (クロナリティ)
備考
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血液:凍結保存は避けてください。化学療法などにより細胞数が減少している場合は,必要量のDNAが抽出できない場合がありますので,あらかじめご了承ください。ホルマリンなどにより固定した組織は,高分子DNAが得られないため,サザンブロットハイブリダイゼーションによる解析は不可能です。
同時に複数検体をご依頼いただく場合は、所要日数が変動する場合がございます。予めご了承ください。
下図の容器に採血し,よく混和させ,冷蔵保存してください。
容器
PN7 旧容器記号 A 4
EDTA-2Na入り (真空採血量7mL)
内容:EDTA-2Na 10.5mg
貯蔵方法:室温
有効期間:製造から2年
補足情報
臨床意義
ヒトT細胞向性ウイルスⅠ型(HTLV-Ⅰ)は,成人T細胞白血病(ATL)の原因ウイルスとして発見され,さらにHTLV-Ⅰ関連脊髄症(HAM)や慢性肺疾患,関節炎,ぶどう膜炎などとの関連が明らかにされ,他臓器癌,糞線虫症などへの関与も指摘されている。ATLのキャリアから発症は,約750人から2,000人のキャリアの中から1年につき1人の発症が推察されている。キャリアからのATLの発症はほとんど母子間感染例であり,成人以降にHTLV-Ⅰに感染した場合,ATLを発症する可能性は極めて低いとされている。ATLと最終診断するためのウイルス学的検査としてはリンパ球(末梢血またはリンパ節細胞)の内部にHTLV-ⅠプロウイルスDNAがモノクローナルに組み込まれていることをサザンブロットハイブリダイゼーション法用いて証明する必要がある。
異常値を示す病態・疾患
適応疾患
ATL, HAM, HTLV-Ⅰ関連疾患
参考文献
測定法文献
渡辺 俊樹 他:Meidical Immunology 16-6-785~791 1988
臨床意義文献
Yoshida M et al:Proceedings of the National Academy of Science 81-2534~2537 1984
関連項目
- HTLV-Ⅰ(ATLV) 抗体
- HTLV-Ⅰ(ATLV) 抗体
- T細胞レセプター β鎖Cβ1再構成
- HTLV-Ⅰ(ATLV) プロウイルスDNA (pX領域)
- T細胞レセプター γ鎖Jγ再構成
- T細胞レセプター β鎖Jβ1再構成
- T細胞レセプター β鎖Jβ2再構成
- T細胞レセプター δ鎖Jδ1再構成
- HTLV-Ⅰ(ATLV) 抗体