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現在のラボ:千葉中央

遊離サイロキシン (Free T4)

  • 検査項目
    JLAC10

    材料
    検体量
    (mL)
    容器
    キャップ
    カラー
    保存
    (安定性)
    所要
    日数
    実施料
    判断料
    検査方法
    基準値
    (単位)
  • 遊離サイロキシン (Free T4)
    4B035-0000-023-052
    血清
    0.5
    S09

    A00
    冷蔵
    1~2
    121
    ※5
    CLEIA

    CLEIA(Chemiluminescent enzyme immunoassay)
    化学発光酵素免疫測定法
    固相化した抗体に対して抗原を反応させた後,酵素標識した抗体を抗原に2次反応させ,化学発光基質を加えて発光強度を測定する方法。

    0.75~1.45 (ng/dL)

備考

*

診療報酬

D008(14)
遊離サイロキシン(FT4)
生化学的検査(Ⅱ)判断料144点 △

容器

臨床意義

甲状腺ホルモンであるサイロキシン(T4)量は,甲状腺機能亢進症で上昇、機能低下症では減少するが、甲状腺機能の異常以外でも妊娠、経口避妊薬の内服、先天性TBG増加症などによりサイロキシン結合蛋白(TBP)の量が増加しているとき増加し、逆にネフローゼ症候群、強度の肝疾患、先天性TBG減少症などでTBPが減少しているときに減少する。しかし,血中の遊離T4 量(総T4量のおよそ0.05%) は、TBPの濃度変化には依存せず、甲状腺機能を良く反映する。そのことより、血中遊離T4量の測定は甲状腺機能診断の有用な指標となり得ることができる。

参考文献

測定法文献
矢野 美沙紀, 他:医学と薬学 77 (5):793~804, 2020.

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