現在のラボ:中央ラボ
- TOP
- 染色体検査
- 先天異常の染色体検査
- 染色体 G-Banding
現在のラボ:中央ラボ
○染色体 G-Banding
項目コード:3910 7
-
-
検査項目
JLAC10 - 材料
検体量
(mL) - 容器
- キャップ
カラー - 保存
(安定性) - 所要
日数 - 実施料
判断料 - 検査方法
- 基準値
(単位)
-
-
-
染色体 G-Banding
8B200-0000-019-403 -
血液(ヘパリン加)
3.0 - PH5
-
- 7~16
-
2477 +397
※2
-
G-band
(各種)band
リンパ球または骨髄細胞を培養し,分裂中期の細胞を固定する。その後,色素で染色体上に縞模様(バンド)を染め出し,その分布と濃淡から分析を行う方法。
トリプシン溶液で処理後ギムザ染色を行うG-Banding,HCI,Ba(OH)2,2×SCCで処理後ギムザ染色するC-Banding,キナクリン・マスタードで染色後,蛍光顕微鏡で観察するQ-Banding,分裂前期の終わりから分裂中期の始めの分裂像を用い,通常よりバンド数を増やして観察する高精度分染法などがある。
-
備考
&1
凍結保存は避けてください。受託可能日は月~金曜日です。依頼書に臨床診断名および臨床所見などをご記入ください。新生児採血において,必要検体量に満たない場合はご相談ください。
染色体検査のご提出について 検体は採取後,当日中にご提出ください。
倫理指針対象(下記参照)
下図の容器に採血し,よく混和させ,冷蔵保存してください。
検体は採取後,当日中にご提出ください。
診療報酬
D006-5(03)+D006-5(注1)
染色体検査(全ての費用を含む)その他の場合 +分染法加算
遺伝子関連・染色体検査判断料100点
- 分染法を行った場合は、分染法加算として、397点を所定点数に加算する。染色体検査の分染法加算については、その種類、方法にかかわらず、1回の算定とする。
容器
PH5 旧容器記号 G 12
ヘパリン入り (真空採血量5mL)
内容:ヘパリンNa 65IU
貯蔵方法:室温
有効期間:製造から2年
補足情報
臨床意義
末梢血液をPHA添加で培養し,標本作製後G分染法にて処理する。国際規約(ISCN)に準じバンドパターンを分析し,異常の有無を解析する。染色体の数的異常,構造異常を検出し,不妊,不育,流産,多発奇形,精神遅滞など染色体異常に関わる疾患の診断に有用である。
異常値を示す病態・疾患
染色体異常
クラインフェルター症候群, ターナー症候群, ダウン症候群, 習慣性流産, 精神発達遅滞, 先天性奇形, 不妊など先天的な染色体異常が原因の疾患
参考文献
測定法文献
Seabright M:The Lancet 2:971~972,1971.
臨床意義文献
蔵重 亮,他:臨床検査 28(7):803~811,1984.