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サイロキシン (T4)〔CLEIA〕

  • 検査項目
    JLAC10

    材料
    検体量
    (mL)
    容器
    キャップ
    カラー
    保存
    (安定性)
    所要
    日数
    実施料
    判断料
    検査方法
    基準値
    (単位)
  • サイロキシン (T4)〔CLEIA〕
    4B030-0000-023-052
    血清
    0.5
    S09

    A00
    冷蔵
    (21日)
    3~5
    105
    ※5
    CLEIA

    CLEIA(Chemiluminescent enzyme immunoassay)
    化学発光酵素免疫測定法
    固相化した抗体に対して抗原を反応させた後,酵素標識した抗体を抗原に2次反応させ,化学発光基質を加えて発光強度を測定する方法。

    4.53~8.38 (μg/dL)

備考

※1

診療報酬

D008(11)
サイロキシン(T4)
生化学的検査(Ⅱ)判断料144点

容器

臨床意義

サイロキシン (T4) は、甲状腺でトリヨードサイロニン (T3) とともに合成され、血中では大部分が蛋白質と結合した結合型で存在し、ごく少量が遊離型として存在します。血中のT4は末梢組織で代謝され、遊離型T4のみがホルモン作用を発揮します。従って、甲状腺機能検査として遊離T4量を測定することが望ましいのですが、結合型と遊離型は動的平衡状態にあるため、結合型を測定することによっても血中のT4濃度を評価することができます。

異常値を示す病態・疾患

減少する疾患

T3 補充療法, TBG減少症, クレチン症, シーハン症候群, ヨード欠乏, 下垂体腫瘍, 甲状腺機能低下症, 重症消耗性疾患, 慢性甲状腺炎

上昇する疾患

Hashitoxicosis, TBG増加症, TSH産生腫瘍, やせ薬服用時, バセドウ病, プランマー病, ホルモン不応症, 亜急性甲状腺炎(初期), 経口避妊薬服用時, 甲状腺機能亢進症, 繊毛性疾患の一部

参考文献

臨床意義文献
女屋 敏正:臨床検査 38 (11):99~101, 1994.

関連項目

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