現在のラボ:SRL Advanced Lab.FMA
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項目コード:3510
検査項目
JLAC10
酵素法
測定原理は比色法と同様で,測定物質を酵素を用いて特異的に測定する方法。
凍結保存は避けてください。
年齢を明記してください。
単独の検体をご提出ください。
*検査結果に影響を及ぼすことがありますので検体(血液や血清)は、採血当日中にご提出ください。
血球を使用する検査におきましては、凝固促進剤、分離剤入り容器の使用の際、偽陽性または異常反応を示す場合がありますので、血液材料は必ず指定容器(EDTA-2Na加)での提出をお願いいたします。
下図の容器に採血し、よく混和させ、冷蔵保存してください。
他項目との重複依頼は避けてください。
D011(04)
不規則抗体
免疫学的検査判断料144点
分離剤なし (真空採血量10mL)
貯蔵方法:室温
有効期間:製造から1年
EDTA-2Na入り (真空採血量2mL)
内容:EDTA-2Na 3.0mg
貯蔵方法:室温
有効期間:製造から2年
EDTA-2Na入り (真空採血量5mL)
内容:EDTA-2Na 7.5mg
貯蔵方法:室温
有効期間:製造から2年
※一部を除き、不規則性抗体が同定された場合に抗体価測定を実施します。
ABO式血液型においては,自己の赤血球に存在しない抗原(A型物質,B型物質)に対する抗体(抗A抗体,抗B抗体)を自然に持っている。この抗体を一般的に規則性抗体と呼ぶのに対し,法則に合わない血液型抗体を不規則性抗体として扱っている。
不規則性抗体は一部の抗体を除き,輸血や妊娠などによって自己が持たない血液型因子を持つ血球が体内に流入したときに免疫刺激によって産生される。不規則性抗体を持つ患者に,その抗体が反応する血液型物質を有する赤血球を輸血すると,体内で抗原抗体反応が起こり,輸注赤血球が破壊され輸血副作用を引き起こす。
妊娠においては,母体血液中にある種の不規則性抗体が存在している場合,その抗体は胎盤を通過して,胎児の赤血球を破壊し,新生児溶血性疾患を引き起こすとされている。この場合においても,妊娠中に母体血中の不規則性抗体の有無を確認,抗体同定,抗体価測定などを実施することにより,事前に新生児(胎児)の状態を把握することができる。
血液型不適合妊娠, 輸血副作用
測定法文献
浅井 隆善:医学のあゆみ167(9):700、1993.
臨床意義文献
日臨技輸血検査標準法改訂委員会:輸血検査の実際 (日本臨床衛生検査技師会) 90~107 1996