現在のラボ:SRL Advanced Lab.FMA

項目コード:0130
検査項目
JLAC10
酵素法
測定原理は比色法と同様で,測定物質を酵素を用いて特異的に測定する方法。
D007(01)
中性脂肪
生化学的検査(Ⅰ)判断料144点 ☆

分離剤+凝固促進フィルム入り (真空採血量9mL)
貯蔵方法:室温
有効期間:製造から1年

ポリスピッツ
貯蔵方法:室温
| LDLコレステロール | 140 mg/dL 以上 | 高LDLコレステロール血症 |
|---|---|---|
| 120~139 mg/dL | 境界域高LDLコレステロール血症** | |
| HDLコレステロール | 40 mg/dL 未満 | 低HDLコレステロール血症 |
| トリグリセライド | 150 mg/dL以上(空腹時採血*) | 高トリグリセライド血症 |
| 175 mg/dL以上(随時採血*) | ||
| Non-HDLコレステロール | 170 mg/dL 以上 | 高non-HDLコレステロール血症 |
| 150~169 mg/dL | 境界域高non-HDLコレステロール血症** |
* 基本的に10時間以上の絶食を「空腹時」とする。ただし水やお茶などカロリーのない水分の摂取は可とする。空腹時であることが確認できない場合を「随時」とする。
** スクリーニングで境界域高LDL-C血症、境界域高non-HDL-C血症を示した場合は、高リスク病態がないか検討し、治療の必要性を考慮する。

| 治療方針の原則 | 管理区分 | 脂質管理目標値 (mg/dL) | |||
|---|---|---|---|---|---|
| LDL-C | Non-HDL-C | TG | HDL-C | ||
| 一次予防 まず生活習慣の改善を行った後 薬物療法の適用を考慮する |
低リスク | <160 | <190 | <150(空腹時)*** <175(随時) |
≧40 |
| 中リスク | <140 | <170 | |||
| 高リスク | <120 <100* |
<150 <130* |
|||
| 二次予防 生活習慣の是正とともに 薬物療法を考慮する |
冠動脈疾患またはアテローム血栓性 脳梗塞(明らかなアテローム****を 伴うその他の脳梗塞を含む)の既往 |
<100 <70** |
<130 <100** |
||
中性脂肪(TG)はグリセリンの脂肪酸エステル(トリアシルグリセロール)である。血中TGは各種リポ蛋白のコアに組み込まれた形で運ばれる。リポ蛋白はカイロミクロン(CM),超低比重リポ蛋白(VLDL),中間比重リポ蛋白(IDL),低比重リポ蛋白(LDL),高比重リポ蛋白(HDL)に分画され,CMとVLDLがTGに富む。CMは外因性(食事由来)TGを,VLDLは内因性(肝合成)TGを転送する。CM,VLDL中のTGは,リポ蛋白リパーゼ(LDL)により脂肪酸とグリセロールに水解され,VLDLはIDLを経て,肝性TGリパーゼ(HTGL)により異化代謝されLDLとなる。
血中TGは各種の原発性・続発性高脂血症で異常値を示し,その測定がこれらの病態の診断や治療に有用である。
Addison病、ヘパリン投与、βリポ蛋白欠損症、悪液質、下垂体機能低下症、肝硬変、吸収不全症、急性黄色肝萎縮症、急性中毒性脂肪肝、甲状腺機能亢進症、重症肝実質障害、心不全
Cushing症候群、Weber-Christian病、Zieve症候群、グリコーゲン蓄積症、ネフローゼ症候群、マクログロブリン血症、下垂体機能低下症、家族性高リポ蛋白血症(Ⅰ、Ⅱb、Ⅲ、Ⅳ、Ⅴ型)、甲状腺機能低下症、痛風、糖尿病、動脈硬化症、尿毒症、脳血栓症、先端肥大症、薬剤投与(サイアザイド・経口避妊薬)、膵炎(急性・慢性)
測定法文献
Tamaoku K et al:Chem Pharm Bull 30(7):2492~2497,1982.
臨床意義文献
渋谷 陽子,他:日本臨牀53(増1):606~610,1995.