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- 17-KS7分画(2022年11月30日ご依頼分をもって受託中止)
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○17-KS7分画(2022年11月30日ご依頼分をもって受託中止)
項目コード:2036
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検査項目
JLAC10 - 材料
検体量
(mL) - 容器
- キャップ
カラー - 保存
(安定性) - 所要
日数 - 実施料
判断料 - 検査方法
- 基準値
(単位)
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17-KS7分画(2022年11月30日ご依頼分をもって受託中止)
4D018-0000-004-203 -
蓄尿
12 - U20
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(28日)
- 7~8
-
213
※5
-
Gas Chromatography-Mass Spectrometry(GC/MS)法(酵素水解法)
クロマトグラフィー(Chromatography)
固定相(固体または液体)と接して流れる移動相(液体または気体)の間に物質を通し,両相への親和性の差を利用して目的とする物質の成分を分離する方法。
移動相が液体の場合には液体クロマトグラフィー,気体の場合にはガスクロマトグラフィーと呼ばれる。 - 下記参照
-
備考
※1
酸性蓄尿は避けてください。
診療報酬
D008(43)
17-ケトステロイド分画(17-KS分画)
生化学的検査(Ⅱ)判断料144点 △
容器
U20 旧容器記号 Y0
尿用容器
貯蔵方法:室温
補足情報
17-KS7分画基準値
男性 | 女性 | |
---|---|---|
アンドロステロン | 1.10~4.20 | 0.40~3.00 |
エチオコラノロン | 0.55~2.60 | 0.30~2.50 |
デヒドロエピアンドロステロン | 0.12~5.20 | 0.04~2.60 |
11-ケトアンドロステロン | 0.12以下 | 0.07以下 |
11-ケトエチオコラノロン | 0.04~0.65 | 0.03~0.50 |
11-OHアンドロステロン | 0.40~2.30 | 0.22~1.60 |
11-OHエチオコラノロン | 0.03~0.65 | 0.02~0.65 |
臨床意義
17-KSは,11-deoxy-17-KSと11-oxy-17-KSに分けられ,前者は副腎,睾丸由来のアンドロステロン(An),エチオコラノロン(Et),デヒドロエピアンドロステロン(DHEA)の3分画があり,後者は糖質コルチコイド由来の11-ケトエチオコラノロン(11-keto-Et),11-OH-アンドロステロン(11-OH-An),11-OH-エチオコラノロン(11-OH-Et),11-ケトアンドロステロン(11-keto-An)の4分画がある。
意義として,副腎疾患,特にCushing症候群の病因の探求や鑑別に,他の検査や血中11-OHCS,尿中17-OHCS測定などと相まって診断価値が高いことが認められている。副腎癌,Cushing症候群ではET/ANが大で,DHEAは癌で非常に高く,腺腫,過形成では低値を示す傾向が見られる。また,酵素欠損による先天性副腎過形成の鑑別及び欠損酵素の判別にも役立つ。
参考文献
測定法文献
石田 孝 他:臨床化学 15-1-13~19 1986
臨床意義文献
岡谷 裕二:日本臨床 53-増-421~424 1995