現在のラボ:SRL Advanced Lab.FMA

項目コード:特依
検査項目
JLAC10
※1
凍結保存は避けてください。
本検査は、Y染色体微小欠失を検出する、男性を対象とした検査です。他項目との重複依頼は避けてください。本検査方法ではコンタミネーションの影響がより大きくなりますので、検体採取にあたっては取り扱いに充分ご注意ください。
倫理指針対象(下記参照)
指定の容器に採血し、よく混和させ、冷蔵保存してください。他項目との重複依頼は避けてください。本検査方法ではコンタミネーションの影響がより大きくなりますので、検体採取にあたっては取り扱いに充分ご注意ください。
D006-28
Y染色体微小欠失検査
遺伝子関連・染色体検査判断料100点
EDTA-2Na入り (真空採血量2mL)
内容:EDTA-2Na 3.0mg
貯蔵方法:室温
有効期間:製造から2年
EDTA-2Na入り (真空採血量5mL)
内容:EDTA-2Na 7.5mg
貯蔵方法:室温
有効期間:製造から2年
検出対象となる主な欠失* | AZFa欠失 |
---|---|
AZFb欠失 | |
AZFb+c欠失 | |
AZFc欠失 |
男性不妊の原因の一つとして、Y染色体上の無精子症因子(Azoospermia factor:AZF領域)の微小欠失が確認されています。
その欠失パターンは、AZFa欠失、AZFb欠失、AZFc欠失などに細分化され、欠失する領域により症状が異なると報告されています。AZFc欠失や、日本人男性の約1/3に認められるAZFc部分欠失(gr/gr)の場合は、顕微鏡下精巣内精子採取術(micro-TESE)による精子採取が期待できると考えられています。欠失部位を特定することにより、男性不妊の診断の補助と顕微授精などの治療方針決定に役立つことが期待されています。
男性不妊 無精子症
測定法文献
Masashi Iijima,et al:Int J Urol.21(9):910~916,2014.
臨床意義文献
高 栄哲,他:J.Mamm.Ova Res. 30(4):135~144,2013.