現在のラボ:SRL Advanced Lab.FMA
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項目コード:4A26
検査項目
JLAC10
CLEIA(Chemiluminescent enzyme immunoassay)
化学発光酵素免疫測定法
固相化した抗体に対して抗原を反応させた後,酵素標識した抗体を抗原に2次反応させ,化学発光基質を加えて発光強度を測定する方法。
※1
潰瘍性大腸炎の病態把握の補助における参考カットオフ値は30.2μg/gCr以下です。
D001(17)
プロスタグランジンE主要代謝物(尿)
尿・糞便等検査判断料34点
ポリスピッツ
貯蔵方法:室温
Prostaglandin E2 (PGE2) は、シクロオキシゲナーゼによって産生される炎症の促進や抑制に関わる主要なメディエーターであり、その濃度は生体の炎症を反映します。血中へ放出されたPGE2は速やかに代謝されるため、血中PGE2濃度の測定は困難ですが、尿中に排出されるプロスタグランジンE主要代謝物(Prostaglandin E-major urinary metabolite:PGE-MUM) は血中PGE2よりも安定していることから、尿中PGE-MUMは全身的なPGE2産生量の指標になると考えられています。
潰瘍性大腸炎においてPGE-MUMは、内視鏡的活動性や臨床的活動度を反映していることから、病態把握を行ううえで疾患活動性の変化を簡便かつ適切に評価でき、また不要な内視鏡検査の回避や治療法の選択の一助として有用です。また、尿を検体としていることから、患者負担の低減に期待されています。
潰瘍性大腸炎
測定法文献
森山 和重,他:医学と薬学77(3):393~401,2020.
臨床意義文献
Arai,Y et al:Inflamm Bowel Dis 20(7):1208~1216,2014.