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現在のラボ:札幌ミライラボ

尿素窒素(UN)

  • 検査項目
    JLAC10

    材料
    検体量
    (mL)
    容器
    キャップ
    カラー
    保存
    (安定性)
    所要
    日数
    実施料
    判断料
    検査方法
    基準値
    (単位)
  • 緊急
    尿素窒素(UN)
    3C025-0000-023-272
    血清
    0.5
    S09

    A00
    冷蔵
    (21日)
    1~3
    11
    ※4
    ウレアーゼ・GLDHアンモニア消去法
    8.0~20.0 (mg/dL)
その他の受託可能材料

診療報酬

D007(01)
尿素窒素
生化学的検査(Ⅰ)判断料144点 ☆

容器

補足情報

臨床意義

尿素窒素(BUN)は,血中の尿素に含まれる窒素分を表すもので,生理学的には尿素と同義である。
尿素はクレアチニン,尿酸などとともに,含窒素物質の終末代謝産物である。尿素は,アミノ酸の脱アミノによって生じたアンモニアとCO2から,主として肝臓において尿素サイクルによって合成される。血中尿素窒素は,腎糸球体から濾過され,一部尿細管で再吸収されたのち,尿中に排泄されるため血中および尿中の測定は腎機能の指標となる。

異常値を示す病態・疾患

減少する疾患

肝硬変(腹水貯留), 肝不全, 劇症肝炎, 低タンパク食, 尿崩症(多尿), 妊娠

上昇する疾患

アミロイドーシス, 外科的侵襲, 癌, 血色素尿症, 高タンパク食, 腎不全, 多発性骨髄腫, 脱水症, 痛風, 尿毒症, 薬剤投与(サイアザイド,エタクリン酸,TC系抗生剤など)

参考文献

測定法文献
金井 正光,他:臨床検査法提要 改訂第32版(金原出版):496~499, 2005.
Heinrich Kaltwasser et al:Analytical Biochemistry 16(1):132~138, 1966.
臨床意義文献
折田 義正 他:日本臨床 53-増-473~477 1995

関連項目

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