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現在のラボ:札幌ミライラボ

γ-GT(γ-GTP)

  • 検査項目
    JLAC10

    材料
    検体量
    (mL)
    容器
    キャップ
    カラー
    保存
    (安定性)
    所要
    日数
    実施料
    判断料
    検査方法
    基準値
    (単位)
  • γ-GT(γ-GTP)
    3B090-0000-023-271
    血清
    0.5
    S09

    A00
    冷蔵
    (1ヵ月)
    1~3
    11
    ※4
    JSCC標準化対応法
    M 80以下 F 30以下 (U/L)

備考


基準値には飲酒群が含まれております。

診療報酬

D007(01)
γ-グルタミルトランスフェラーゼ(γ-GT)
生化学的検査(Ⅰ)判断料144点 ☆

容器

臨床意義

γ-GTは血清のみならず,尿,胆汁,唾液,羊水などでも検出可能であるが,血清のγ-GTは主として肝・胆道系の疾患を特異的に反映すると考えられる。
肝のγ-GTは肝細胞のマイクロソーム分画や細胆管などに存在し,ALP,LAPなどとともに胆道系酵素とも呼ばれている。一方肝細胞癌に特異的なγ-GTは活性値の増加からは判断できず,アイソザイム分画によって泳動の異常バンドとして認められる。また胆汁うっ滞では,γ-GTの合成誘導と胆汁への排泄障害の結果,血清γ-GT値が上昇する。一方,アルコール性肝障害や薬剤性肝障害での上昇は,合成の誘導に起因する。

異常値を示す病態・疾患

減少する疾患

高グルタチオン血症, 高グルタチオン尿症, 先天性低γ-GTP血症, 妊娠時の胆汁うっ滞性黄疸

上昇する疾患

アルコール性肝障害, 肝外胆管閉塞, 肝硬変, 肝細胞がん, 肝内胆汁うっ帯, 急性肝炎, 脂肪肝, 胆管細胞がん, 慢性肝炎, 薬物性肝障害

参考文献

測定法文献
日本臨床化学会:臨床化学 24(2):106~121, 1995.
日本臨床化学会:臨床化学 30(3):171~184, 2001.
臨床意義文献
堺 隆弘:日本臨床 53-増-280~283 1995

関連項目

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