現在のラボ:札幌ミライラボ
○浸透圧
項目コード:022602 / 0453
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検査項目
JLAC10 - 材料
検体量
(mL) - 容器
- キャップ
カラー - 保存
(安定性) - 所要
日数 - 実施料
判断料 - 検査方法
- 基準値
(単位)
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浸透圧
3H045-0000-023-902 -
血清
1.0 -
S09
↓
A00 -
- 1~2
-
15
※3
- 氷点降下法
- 275~290(mOsm/Kg・H2O)
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浸透圧
備考
凍結保存は避けてください。
診療報酬
D005(03)
血液浸透圧
血液学的検査判断料125点
容器
S09 旧容器記号 C1 1 セ X1
分離剤入り (真空採血量9mL)
貯蔵方法:室温
有効期間:製造から1年
A00 旧容器記号 X
ポリスピッツ
貯蔵方法:室温
臨床意義
溶質は通さないが,溶媒(水)は通す性質をもつ半透膜を隔てて濃度の異なる溶液が接した場合,低濃度溶液の溶媒が高濃度溶液の方に拡散しようとする現象を浸透現象といい,その圧力を浸透圧という。
浸透圧は単位体積あたりの溶媒に含まれる溶質の分子(種類を問わない)の総数に比例する。すなわち同じ重量の溶質が何種類か存在する場合,低分子量の溶質ほど浸透圧に及ぼす影響が大きいことになる。
意義として,血清ないし尿の浸透圧を測定することにより体液の濃縮,希釈の傾向を知ることができる。また,血漿中の主要な浸透圧物質は電解質(Na,Cl),グルコース,尿素でこれらは浸透圧調節系で調節されている。
異常値を示す病態・疾患
減少する疾患
ADH分泌過剰, SIADH, 腎不全, 腎不全末期, 浮腫
上昇する疾患
ADH分泌低下, GFR低下, demecrocycline, アルコール, マニトール, 高血症, 真性尿崩症, 腎疾患, 尿細管疾患
参考文献
測定法文献
鈴木 明 他:検査と技術 6-9-759~762 1978
臨床意義文献
清水 倉一 他:日本臨床 53-増-776~781 1995