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項目コード:0A9702
検査項目
JLAC10
&1
基準値は、PSA4.00~10.0ng/mLにおける前立腺癌と前立腺肥大症等との判別に用いるカットオフ値です。
採血後、速やかに血清分離してください。
●留意事項
・前立腺特異抗原(PSA)4.0~10.0ng/mLの方が本検査の対象となります。
・上記に当てはまらない場合や検診・健診目的では使用できません。
D009(31),B001(03ロ)
S2,3PSA% 悪性腫瘍特異物質治療管理料(その他のもの)
生化学的検査(Ⅱ)判断料144点 ○
分離剤入り (真空採血量5mL)
貯蔵方法:室温
有効期間:製造から12ヵ月
分離剤入り (真空採血量9mL)
貯蔵方法:室温
有効期間:製造から12ヵ月
ポリスピッツ
貯蔵方法:室温
前立腺特異抗原(PSA)は前立腺癌における有用な腫瘍マーカーです。しかし、グレーゾーンであるPSA4.0~10.0ng/mLの場合、単独では良性疾患である前立腺肥大症か、悪性疾患である前立腺癌かを鑑別することができません。
近年、前立腺肥大症などの良性疾患でみられる正常組織由来PSA(S2,6PSA)と、前立腺癌でみられる癌組織由来PSA(S2,3PSA)の糖鎖構造の違いを活用して鑑別を行うS2,3PSA%が保険適用されました。
本検査は、S2,6PSAとS2,3PSAの総和における、S2,3PSAの割合(S2,3PSA%)を報告する項目です。
前立腺癌
測定法文献
米山 徹,他:医療と検査機器・試薬 46(5):244~257, 2023.
臨床意義文献
米山 徹,他:日本臨牀 81(増刊号6):58~64, 2023.