現在のラボ:札幌ミライラボ

項目コード:0F3114 /
検査項目
JLAC10
フローサイトメトリー(Flow cytometry)
蛍光色素で標識したモノクローナル抗体で染色した細胞を高速度で流しながらレーザー光を照射し、前方散乱光(細胞の大きさ)や90°散乱光(細胞の内部構造)と蛍光強度(細胞表面の対応抗原)から個々の細胞を解析する方法。
2種類の蛍光色素を用いて二重染色を行い解析する場合はTwo-colorフローサイトメトリーと呼ばれる。
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凍結保存は避けてください。受託可能日は月~金曜日です。実施項目は下記をご参照ください。
★検体受付は採血当日の午後3時までとなっておりますので、ご注意ください。ご提出の際は当社までご連絡ください。
細胞性免疫検査のご依頼について
1.検体は採取後、当日中にご提出ください。
2.リンパ球が少ない場合は多めに採血してください。
3. 骨髄液でのご依頼の場合は、専用容器(H00)を使用し冷蔵にてご提出ください。
4.リンパ節等、組織でのご依頼の場合は、専用容器(H20)に浮遊させ冷蔵にてご提出ください。
●留意事項
1.抗CD38発現が低下した骨髄腫では、腫瘍細胞を充分に検出できない可能性があります。
2.MRDの測定を目的としている場合は、「608614:多発性骨髄腫マルチパラメーターフローサイトメトリー(8color)」を依頼してください。
3.本検査は野生型のBCMAおよび野生型のGPRC5Dを検出対象としています。変異型のBCMAおよび変異型のGPRC5Dについては検出できない可能性がありますのでご了承ください。
指定の採取量を採取し、よく混和させ、冷蔵保存してください。
D005(15)
造血器腫瘍細胞抗原検査(一連につき)
血液学的検査判断料125点

保存液入り (容器容量5mL)
内容:RPMI-1640 FBS 硫酸カナマイシン ノボヘパリンNa 炭酸水素Na HEPES
貯蔵方法:凍結
有効期間:色が薄いピンクの状態で使用してください。
(凍結時は淡黄色ですが解凍すると薄いピンク色に戻ります。)
| 項目 | 検出抗体 |
|---|---|
| 白血病・リンパ腫解析検査 (LLA) | CD1a CD2 CD3 CD4 CD5 CD7 CD8 CD10 CD13 CD14 CD19 CD20 CD33 CD34 CD41 CD56 GP-A HLA-DR |
| 悪性リンパ腫解析検査 (MLA) | CD2 CD3 CD4 CD5 CD7 CD8 CD10 CD11c CD16 CD19 CD20 CD23 CD25 CD30 CD34 CD56 κ-chain λ-chain |
| FCM 多発性骨髄腫解析検査 | CD19 CD20 CD45 CD56 CD138 BCMA GPRC5D SLAMF7 cy κ-chain cy λ-chain |
| 多発性骨髄腫マルチパラメーターフローサイトメトリー (8color) | CD19 CD27 CD38※ CD45 CD56 CD138 cyIgκ cyIgλ |
| 悪性リンパ腫解析検査7AAD解析 | CD2 CD3 CD4 CD5 CD7 CD8 CD10 CD19 CD20 CD25 CD30 CD34 CD38 CD45 CD56 IgM κ-chain λ-chain |
※マルチエピトープ抗体を使用しております。
多発性骨髄腫(Multiple Myeloma:MM)はBリンパ球系の最終分化段階にある形質細胞が腫瘍化することで発症する血液悪性腫瘍です。
近年罹患者数は増加傾向にある一方、薬剤の開発が極めて活発な疾患でもあります。
近年ではキメラ抗原受容体遺伝子改変T細胞(CAR-T細胞)治療や二重特異性抗体(BsAb)、抗体複合薬(ADC)などによる治療が開発されており、いずれも骨髄腫細胞表面に発現しているタンパク抗原を標的としています。
特にBCMA、GPRC5D、SLAMF7などを標的とした治療は国内でも臨床導入されており、本検査はこれまでの骨髄腫細胞の同定・クローナリティ評価に加え、これらの治療標的抗原の発現を確認することで、標的治療前の腫瘍細胞の特徴や、治療後の抗原発現低下・消失などを把握するために有用な検査です。
多発性骨髄腫
測定法文献
Harada H,et al:Blood 81(10):2658~2663, 1993.
臨床意義文献
Pillarisetti K,et al:Blood 135(15):1232~1243, 2020.
Riedhamme C,et al:Leukemia 40(4):730~738, 2026.