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○FCM 多発性骨髄腫解析検査

  • 検査項目
    JLAC10

    材料
    検体量
    (mL)
    容器
    キャップ
    カラー
    保存
    (安定性)
    所要
    日数
    実施料
    判断料
    検査方法
    基準値
    (単位)
  • 曜日指定
    FCM 多発性骨髄腫解析検査
    骨髄液
    1.0
    H00
    冷蔵
    (1日)
    3~5

    1882
    ※3
    フローサイトメトリー

    フローサイトメトリー(Flow cytometry)
    蛍光色素で標識したモノクローナル抗体で染色した細胞を高速度で流しながらレーザー光を照射し、前方散乱光(細胞の大きさ)や90°散乱光(細胞の内部構造)と蛍光強度(細胞表面の対応抗原)から個々の細胞を解析する方法。
    2種類の蛍光色素を用いて二重染色を行い解析する場合はTwo-colorフローサイトメトリーと呼ばれる。

備考


£ 凍結保存は避けてください。受託可能日は月~金曜日です。実施項目は下記をご参照ください。

細胞性免疫検査のご依頼について
1.検体は採取後、当日中にご提出ください。
2.リンパ球が少ない場合は多めに採血してください。
3. 骨髄液でのご依頼の場合は、専用容器(H00)を使用し冷蔵にてご提出ください。
4.リンパ節等、組織でのご依頼の場合は、専用容器(H20)に浮遊させ冷蔵にてご提出ください。

●留意事項
1.抗CD38発現が低下した骨髄腫では、腫瘍細胞を充分に検出できない可能性があります。
2.MRDの測定を目的としている場合は、「02829 9:多発性骨髄腫マルチパラメーターフローサイトメトリー(8color)」を依頼してください。
3.本検査は野生型のBCMAおよび野生型のGPRC5Dを検出対象としています。変異型のBCMAおよび変異型のGPRC5Dについては検出できない可能性がありますのでご了承ください。

指定の採取量を採取し、よく混和させ、冷蔵保存してください。

診療報酬

D005(15)
造血器腫瘍細胞抗原検査(一連につき)
血液学的検査判断料125点

  • ア 「造血器腫瘍細胞抗原検査」はモノクローナル抗体を用いて蛍光抗体法、酵素抗体法、免疫ロゼット法等により白血病細胞又は悪性リンパ腫細胞の表面抗原又は細胞内抗原の検索を実施して病型分類を行った場合に算定できる。
    イ 対象疾病は白血病、悪性リンパ腫等である。
    ウ 検査に用いられるモノクローナル抗体は、医薬品として承認されたものであり、検査に当たって用いたモノクローナル抗体の種類、回数にかかわらず、一連として所定点数を算定する。

容器

補足情報

臨床意義

多発性骨髄腫(Multiple Myeloma:MM)はBリンパ球系の最終分化段階にある形質細胞が腫瘍化することで発症する血液悪性腫瘍です。
近年罹患者数は増加傾向にある一方、薬剤の開発が極めて活発な疾患でもあります。
近年ではキメラ抗原受容体遺伝子改変T細胞(CAR-T細胞)治療や二重特異性抗体(BsAb)、抗体複合薬(ADC)などによる治療が開発されており、いずれも骨髄腫細胞表面に発現しているタンパク抗原を標的としています。
特にBCMA、GPRC5D、SLAMF7などを標的とした治療は国内でも臨床導入されており、本検査はこれまでの骨髄腫細胞の同定・クローナリティ評価に加え、これらの治療標的抗原の発現を確認することで、標的治療前の腫瘍細胞の特徴や、治療後の抗原発現低下・消失などを把握するために有用な検査です。

異常値を示す病態・疾患

関連疾患

多発性骨髄腫

参考文献

測定法文献
Harada H,et al:Blood 81(10):2658~2663, 1993.
臨床意義文献
Pillarisetti K,et al:Blood 135(15):1232~1243, 2020.
Riedhamme C,et al:Leukemia 40(4):730~738, 2026.

関連項目

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