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TGF-β1(2020年12月2日ご依頼分をもって受託中止)

  • 検査項目
    JLAC10

    材料
    検体量
    (mL)
    容器
    キャップ
    カラー
    保存
    (安定性)
    所要
    日数
    実施料
    判断料
    検査方法
    基準値
    (単位)
  • 中止
    TGF-β1(2020年12月2日ご依頼分をもって受託中止)
    5J212-0000-022-023
    速やかに冷却遠心
    血漿
    0.5
    PN2,PN5

    A00
    凍結
    (1ヵ月)
    事前にご確認ください
    ELISA

    ELISA(Enzyme-Linked immunosorbent assay)
    酵素免疫測定法
    固相化した抗体に対して抗原を反応させた後,酵素標識した抗体を抗原に2次反応させ,発色基質を加えて酵素活性を測定する方法。

    1.56~3.24(参考値)(ng/mL)

備考

&エ
採血後,直ちに氷冷してください。10~60分間氷冷後,冷却遠心(4℃・30分間・1000G)にて血漿分離してください。他項目との重複依頼は避けてください。

容器

臨床意義

TGF-β1(transforming growth factor-β1)は、構造のよく似た5種類のアイソフォーム(β1~β5)が存在する。このうち哺乳類で見られるのはβ1~β3の3種類である。はじめは活性をもたない400~500kDaの潜在型として産生され、酸(pH<3.5)、アルカリ(pH>12.5)、熱(80℃、10分)、酵素処理(プラスミン、グリコシダーゼ)などにより25kDaの活性型となる。当初、TGF-βは正常な繊維芽細胞の増殖を促進する因子として分離された。その後の研究でTGF-βの主な作用は増殖抑制であるとされ、上皮細胞、血管内皮細胞、血球細胞、リンパ球などの多くの細胞に対して、増殖抑制因子として作用する物質として知られている。
血漿中濃度について、慢性肝炎において肝の繊維化進展にしたがって上昇する傾向があることや、大腸癌で上昇していることが報告されており、繊維化、免疫能、発癌など様々な疾患に関係していると考えられる。このため、臨床症状との関連が注目されている。

異常値を示す病態・疾患

上昇する疾患

肝の繊維化

参考文献

臨床意義文献
笠井 慎司 他:日本臨床 53-増-822~825 1995

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