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現在のラボ:札幌ミライラボ

ヒト心臓由来脂肪酸結合蛋白(H-FABP)

  • 検査項目
    JLAC10

    材料
    検体量
    (mL)
    容器
    キャップ
    カラー
    保存
    (安定性)
    所要
    日数
    実施料
    判断料
    検査方法
    基準値
    (単位)
  • ヒト心臓由来脂肪酸結合蛋白(H-FABP)
    5C091-0000-023-062
    血清
    0.5
    S09

    A00
    冷蔵
    (28日)
    2~5

    131
    ※4
    ラテックス凝集法
    6.2未満(ng/mL)

備考

&1

診療報酬

D007(36)
心臓由来脂肪酸結合蛋白(H-FABP)定量
生化学的検査(Ⅰ)判断料144点

  • 「心臓由来脂肪酸結合蛋白(H-FABP)定性」及び「心臓由来脂肪酸結合蛋白(H-FABP)定量」は、ELISA法、免疫クロマト法、ラテックス免疫比濁法又はラテックス凝集法により、急性心筋梗塞の診断を目的に用いた場合に限り算定する。ただし、「心臓由来脂肪酸結合蛋白(H-FABP)定性」又は「心臓由来脂肪酸結合蛋白(H-FABP)定量」と「ミオグロビン定性」又は「ミオグロビン定量」を併せて実施した場合は、主たるもののみ算定する。

容器

臨床意義

心臓由来脂肪酸結合蛋白(Heart type fatty acid-binding protein:H-FABP)は,心筋細胞の細胞質に存在する分子量約15kDaの低分子可溶性蛋白である。生理的には,心臓において遊離脂肪酸の細胞内輸送をつかさどり,心筋細胞へのエネルギー供給に重要な働きを担っている。
H-FABPは,心臓虚血による心臓細胞の傷害時に速やかに血中へ逸脱するため,急性心筋梗塞(AMI)の早期診断マ-カ-として有用である。一般に,血栓溶解療法に代表される再灌流療法の効果が期待される,発症後6時間以内及びこれに準ずる発症後12時間以内のAMIの診断に有用である。また,H-FABPは心筋特異性が高く,心筋傷害の発症早期から血中に出現することから積極的な治療方針の決定が必要とされる急性冠動脈症候群の診断に有用である。心筋より逸脱したヒトH-FABPは速やかに血液中より消失することから,再灌流や再梗塞の指標となり,血中ヒトH-FABP濃度から梗塞サイズの推測も可能である。

異常値を示す病態・疾患

高値

急性心筋梗塞(AMI)

参考文献

測定法文献
藤田 孝 他:医療と検査機器・試薬 33(5):629~632.2010
臨床意義文献
田中 孝生 他:医学と薬学 37(6):1367~1383 1997

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