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現在のラボ:札幌ミライラボ

LD (LDH) IFCC

  • 検査項目
    JLAC10

    材料
    検体量
    (mL)
    容器
    キャップ
    カラー
    保存
    (安定性)
    所要
    日数
    実施料
    判断料
    検査方法
    基準値
    (単位)
  • 緊急
    LD (LDH) IFCC
    3B050-0000-023-279
    血清
    0.5
    S09

    A00
    冷蔵
    (3日)
    1~3
    11
    ※4
    IFCC標準化対応法
    120~245 (U/L)

備考


溶血でのご依頼は避けてください。

診療報酬

D007(01)
乳酸デヒドロゲナーゼ(LD)
生化学的検査(Ⅰ)判断料144点 ☆

容器

補足情報

臨床意義

LD(LDH)はあらゆる組織に広く分布し,細胞の可溶性画分に存在する。LD(LDH)活性が血清中に増加するのは,いずれかの臓器で組織の損傷が存在し,LD(LDH)が血清へ逸脱していることを意味し,スクリーニングに位置づけられる重要な酵素である。また,LD(LDH)にはLD1~LD5の5種類のアイソザイムがあり,各臓器でのアイソザイムパターンに特徴があるので,血清中のアイソザイムパターンから障害組織の部位をある程度まで推定することができる。

異常値を示す病態・疾患

①血清LDHの上昇する疾患

悪性貧血, 急性肝炎, 広範ながん転移, LDH結合性免疫グロブリン, うっ血性心不全, ウイルス性肝炎, 悪性リンパ腫, 悪性腫瘍, 肝硬変, 再生不良性貧血, 心筋梗塞, 進行性筋ジストロフィー症, 肺梗塞, 白血病, 溶血性貧血

②髄液LDHの増加する疾患

腫瘍の中枢神経転移, 髄膜炎, 脳血管障害

③胸,腹水のLDHの増加する疾患

腺腫の胸・腹膜転移

④尿のLDHの増加する疾患

ネフローゼ, 急性腎盂炎, 血尿症, 腫瘍(腎臓・膀胱・前立腺・泌尿生殖器), 蛋白尿症, 尿細管菌感染, 尿細管腎症

減少する疾患

遺伝性Hサブユニット欠損症

参考文献

測定法文献
Schumann et al:Clin Chem Lab Med 49 (9):1439~1446, 2011.
臨床意義文献
菅野 剛史:日本臨床 53 (増):272~275, 1995.

関連項目

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