現在のラボ:千葉中央
○LD (LDH) IFCC
項目コード:L774 1
-
-
検査項目
JLAC10 - 材料
検体量
(mL) - 容器
- キャップ
カラー - 保存
(安定性) - 所要
日数 - 実施料
判断料 - 検査方法
- 基準値
(単位)
-
-
-
LD (LDH) IFCC
3B050-0000-023-279 -
血清
0.5 -
S09
↓
A00 -
(3日)
- 1~2
-
11
※4
- IFCC標準化対応法
- 124~222(U/L)
-
備考
*
溶血でのご依頼は避けてください。
診療報酬
D007(01)
乳酸デヒドロゲナーゼ(LD)
生化学的検査(Ⅰ)判断料144点 ☆
容器
S09 旧容器記号 C1 1 セ X1
分離剤入り (真空採血量9mL)
貯蔵方法:室温
有効期間:製造から1年
A00 旧容器記号 X
ポリスピッツ
貯蔵方法:室温
補足情報
臨床意義
LD(LDH)はあらゆる組織に広く分布し,細胞の可溶性画分に存在する。LD(LDH)活性が血清中に増加するのは,いずれかの臓器で組織の損傷が存在し,LD(LDH)が血清へ逸脱していることを意味し,スクリーニングに位置づけられる重要な酵素である。また,LD(LDH)にはLD1~LD5の5種類のアイソザイムがあり,各臓器でのアイソザイムパターンに特徴があるので,血清中のアイソザイムパターンから障害組織の部位をある程度まで推定することができる。
異常値を示す病態・疾患
①血清LDHの上昇する疾患
悪性貧血, 急性肝炎, 広範ながん転移, LDH結合性免疫グロブリン, うっ血性心不全, ウイルス性肝炎, 悪性リンパ腫, 悪性腫瘍, 肝硬変, 再生不良性貧血, 心筋梗塞, 進行性筋ジストロフィー症, 肺梗塞, 白血病, 溶血性貧血
②髄液LDHの増加する疾患
腫瘍の中枢神経転移, 髄膜炎, 脳血管障害
③胸,腹水のLDHの増加する疾患
腺腫の胸・腹膜転移
④尿のLDHの増加する疾患
ネフローゼ, 急性腎盂炎, 血尿症, 腫瘍(腎臓・膀胱・前立腺・泌尿生殖器), 蛋白尿症, 尿細管菌感染, 尿細管腎症
減少する疾患
遺伝性Hサブユニット欠損症
参考文献
測定法文献
Schumann et al:Clin Chem Lab Med 49 (9):1439~1446, 2011.
臨床意義文献
菅野 剛史:日本臨床 53 (増):272~275, 1995.