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現在のラボ:札幌ミライラボ

癌胎児性抗原(CEA)

  • 検査項目
    JLAC10

    材料
    検体量
    (mL)
    容器
    キャップ
    カラー
    保存
    (安定性)
    所要
    日数
    実施料
    判断料
    検査方法
    基準値
    (単位)
  • 癌胎児性抗原(CEA)
    5D010-0000-023-052
    血清
    0.4
    S09

    A00
    冷蔵
    1~3

    99
    ※5
    腫2
    CLEIA

    CLEIA(Chemiluminescent enzyme immunoassay)
    化学発光酵素免疫測定法
    固相化した抗体に対して抗原を反応させた後,酵素標識した抗体を抗原に2次反応させ,化学発光基質を加えて発光強度を測定する方法。

    5.0以下(ng/mL)

診療報酬

D009(03),B001(03ロ)
癌胎児性抗原(CEA),悪性腫瘍特異物質治療管理料(その他のもの)
生化学的検査(Ⅱ)判断料144点 ○

  • 「アポリポ蛋白A2(APOA2)アイソフォーム」と、「癌胎児性抗原(CEA)」、「DUPAN-2」又は「SPan-1」を併せて測定した場合は主たるもののみ算定する。

容器

補足情報

臨床意義

CEAは当初,消化器癌に特異的であるとされていたが,消化器癌以外の乳癌,肺癌,膀胱癌,前立腺癌,卵巣癌などでも高値を示し,良性疾患ならびに正常者にも,悪性疾患に比べ低値ではあるが存在することが知られるようになった.
・測定の有用性
1.他の検査法と組み合わすことにより,癌疾患のスクリーニングの補助的診断.
2.癌疾患の経過観察ならびに治療効果の判定. ①根治手術が行われた場合には,術後CEA値は明確に低下する. ②臨床所見によって発見できる1~2ヶ月前にCEA値の上昇を見て再発を予測出来た例もある.
3.転移性肝癌の診断
AFPと組み合わせることにより,AFPが高値の場合原発性肝癌,CEAが高値の場合,転移性肝癌が推測される.

異常値を示す病態・疾患

上昇する疾患

悪性腫瘍, 肝炎, 肝硬変, 腎不全(透析で上昇), 大腸ポリープ, 大腸炎, 潰瘍性大腸炎, 肉腫, 乳・肺・胃・膵胆管癌, 乳腺症, 肺気腫, 閉塞性黄疸, 膵炎

参考文献

測定法文献
黒田 雅顕,他:医学と薬学 56(5):757 ~ 764, 2006.
臨床意義文献
田端 介富 他:臨床検査機器・試薬 22-5-419~427 1999

関連項目

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