現在のラボ:札幌ミライラボ
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項目コード:B40302 / 0580
検査項目
JLAC10
CLEIA(Chemiluminescent enzyme immunoassay)
化学発光酵素免疫測定法
固相化した抗体に対して抗原を反応させた後,酵素標識した抗体を抗原に2次反応させ,化学発光基質を加えて発光強度を測定する方法。
D009(09),B001(03ロ)
CA19-9,悪性腫瘍特異物質治療管理料(その他のもの)
生化学的検査(Ⅱ)判断料144点 ○
分離剤入り (真空採血量9mL)
貯蔵方法:室温
有効期間:製造から1年
ポリスピッツ
貯蔵方法:室温
CA19-9は,1979年にKoprowskiらにより大腸癌培養株SW1116を免疫抗原として作製したモノクローナル抗体NS19-9によって認識される糖鎖抗原である。抗原の決定部位は,シアリルラクト-N-フコペンタオースIIで,ルイス式血液型のルイスA(Lea)の糖鎖をシアル化したシアリルLea抗原とされる。正常組織中の唾液腺,胆管,気管支腺などに存在する。消化器癌,特に膵・胆のう・胆管癌において高い陽性率を示すことから,これらの癌の診断補助,治療経過及び再発のモニターとして有効である。しかし他の消化器癌,肺癌,乳癌などでも,陽性を示すため,CEA,AFPを組み合わせた検査が広く用いられている。
消化器系特に膵・胆のう・胆管癌
肝硬変症, 原発性胆汁性肝硬変症, 胆石, 糖尿病, 慢性肝炎
測定法文献
黒田 雅顕,他:医学と薬学 56(5):765~770, 2006.
臨床意義文献
大倉 久直 他:日本臨床 48-S下-931~933 1990