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CA19-9

  • 検査項目
    JLAC10

    材料
    検体量
    (mL)
    容器
    キャップ
    カラー
    保存
    (安定性)
    所要
    日数
    実施料
    判断料
    検査方法
    基準値
    (単位)
  • CA19-9
    血清
    0.4
    S09

    A00
    冷蔵
    2~4
    121
    ※5
    腫2
    CLEIA

    CLEIA(Chemiluminescent enzyme immunoassay)
    化学発光酵素免疫測定法
    固相化した抗体に対して抗原を反応させた後,酵素標識した抗体を抗原に2次反応させ,化学発光基質を加えて発光強度を測定する方法。

    37.0以下(U/mL)

備考

&1

診療報酬

D009(09),B001(03ロ)
CA19-9,悪性腫瘍特異物質治療管理料(その他のもの)
生化学的検査(Ⅱ)判断料144点 ○

容器

補足情報

臨床意義

CA19-9は,1979年にKoprowskiらにより大腸癌培養株SW1116を免疫抗原として作製したモノクローナル抗体NS19-9によって認識される糖鎖抗原である。抗原の決定部位は,シアリルラクト-N-フコペンタオースIIで,ルイス式血液型のルイスA(Lea)の糖鎖をシアル化したシアリルLea抗原とされる。正常組織中の唾液腺,胆管,気管支腺などに存在する。消化器癌,特に膵・胆のう・胆管癌において高い陽性率を示すことから,これらの癌の診断補助,治療経過及び再発のモニターとして有効である。しかし他の消化器癌,肺癌,乳癌などでも,陽性を示すため,CEA,AFPを組み合わせた検査が広く用いられている。

異常値を示す病態・疾患

上昇する疾患-悪性疾患

消化器系特に膵・胆のう・胆管癌

上昇する疾患-非癌性疾患

肝硬変症, 原発性胆汁性肝硬変症, 胆石, 糖尿病, 慢性肝炎

参考文献

測定法文献
鈴木 尚子,他:医学と薬学 56(6):897 ~ 907, 2006.
臨床意義文献
大倉 久直 他:日本臨床 48-S下-931~933 1990

関連項目

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