現在のラボ:札幌ミライラボ

項目コード:050202 / 2588
検査項目
JLAC10
不活化(非働化)検体ではデータ影響を及ぼす場合がありますので避けてください。
D014(09)
マトリックスメタロプロテイナーゼ-3(MMP-3)
免疫学的検査判断料144点
分離剤入り (真空採血量9mL)
貯蔵方法:室温
有効期間:製造から1年
ポリスピッツ
貯蔵方法:室温
MMP-3は,RAで滑膜の増殖に伴い,滑膜表層細胞で発現・生産される酵素で,そのマトリックス分解作用の結果,関節破壊をきたすといわれている.また,産生されたMMP-3が関節液中に貯留し,それが血管やリンパ管を経由して血中に移行し血清中MMP-3値が上昇すると考えられている.そのため, 血清中MMP-3値はRAにおける滑膜増殖の程度を反映するといわれている.
また,早期RAの経過観察において,血清中MMP-3値が上昇または高値を維持した症例は進行性で,低下または低値を維持した症例は非進行性である傾向から,早期RAにおける滑膜増殖と関節破壊の予後予測のマ-カ-として有用であるといわれている. 血清中MMP-3値が上昇する疾患としてRA,早期RA,MRA,SLE,腎疾患,癌等がある.
測定法文献
氏家 真二 他:医学と薬学 67(5):741~747,2012
臨床意義文献
神宮 政男 他:リウマチ 35(1):15~24,1995