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現在のラボ:札幌ミライラボ

FDP定量

  • 検査項目
    JLAC10

    材料
    検体量
    (mL)
    容器
    キャップ
    カラー
    保存
    (安定性)
    所要
    日数
    実施料
    判断料
    検査方法
    基準値
    (単位)
  • FDP定量
    2B120-0000-022-062
    速やかに遠心
    血漿
    0.3
    PC2

    A00
    凍結
    (21日)
    1~3
    80
    ※3
    ラテックス免疫比濁法
    5.0未満(μg/mL)

備考


凝固検体取り扱いについては、下記をご参照ください。
3.2%のクエン酸ナトリウム0.2mLに血液1.8mLの割合で採血し,転倒混和を5~6回繰り返した後,速やかに血漿分離してください。血漿は必ず凍結保存してください。(複数の検査項目をご依頼される場合で,採血量が1.8mL以上の場合,(PC5)の容器をご利用ください。)

診療報酬

D006(10)
フィブリン・フィブリノゲン分解産物(FDP)定量
血液学的検査判断料125点

容器

補足情報



臨床意義

血中のフィブリノーゲンや血液凝固反応により産生されたフィブリンは,線溶系により生じたプラスミンに分解され分解産物をつくる。これらを総称してFDP(Fibrin/fibrinogen degradation products)と呼んでいる。しかし,プラスミンによるフィブリンの分解に比べ,フィブリノーゲンの分解は少なく,通常流血中に存在するFDPの大部分はフィブリンの分解によって生じたものと考えられ,プラスミンの量よりも血管内に生じたフィブリンの量を反映すると考えられる。臨床的には二次線溶亢進を伴うDICの診断が最も重要であり,血栓症ならびに血栓溶解治療などの病態解明や効果判定の指標としても有用である。尿中FDPは,糸球体腎炎などの腎疾患で増加しており,腎糸球体内での凝固,二次線溶が病態と関与しているとされている。

異常値を示す病態・疾患

高値疾患

DIC, ウロキナーゼ大量投与, 悪性腫瘍, 血栓性血小板減少性紫斑病(TTP), 糸球体腎炎, 胎盤早期剥離, 溶血性尿毒性症候群(HUS), 膠原病

参考文献

測定法文献
金井 正光,他:臨床検査法提要 改訂第32版(金原出版):447~451, 2005.
臨床意義文献
高田 章美 他:医学検査 53-5-761~766, 2004.

関連項目

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