現在のラボ:札幌ミライラボ
○HBe抗原
項目コード:436302 / 5029
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検査項目
JLAC10 - 材料
検体量
(mL) - 容器
- キャップ
カラー - 保存
(安定性) - 所要
日数 - 実施料
判断料 - 検査方法
- 基準値
(単位)
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HBe抗原
5F019-1410-023-052 -
血清
0.5 -
S09
↓
A00 -
- 2~5
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98
※6
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CLEIA
CLEIA(Chemiluminescent enzyme immunoassay)
化学発光酵素免疫測定法
固相化した抗体に対して抗原を反応させた後,酵素標識した抗体を抗原に2次反応させ,化学発光基質を加えて発光強度を測定する方法。 - C.O.I. 1.0未満
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HBe抗原
備考
&1
診療報酬
D013(04)
HBe抗原
免疫学的検査判断料144点 ◇
容器
S09 旧容器記号 C1 1 セ X1
分離剤入り (真空採血量9mL)
貯蔵方法:室温
有効期間:製造から1年
A00 旧容器記号 X
ポリスピッツ
貯蔵方法:室温
補足情報
臨床意義
HBe抗原及びHBe抗体はB型肝炎ウイルス感染が考えられる検体中で検出され,これらのマーカーの有無はHBs抗原陽性患者の病態について有益な情報を提供する.HBe抗原は,B型肝炎ウイルス感染後,HBs抗原出現に引き続いて血中に出現し,これらの抗原はウイルスの増殖(複製)に伴って,急激に増加する.HBe抗原の存在はDane粒子,肝実質細胞各内のHBc抗原の発生ならびに血清中のDNAポリメラーゼ活性などと関連のあることが知られており,この時期には肝機能障害も認められる.
また,患者のウイルス量を反映することから,他者への感染のリスクを判断する指標としても用いられている.HBe抗体は,血中のHBe抗原陰性化とともに血中に出現してくる.(セロコンバージョン)そのため,HBe抗体の出現はウイルス複製の減少に伴うウイルス量の減少の指標として用いられている.
異常値を示す病態・疾患
上昇する疾患
B型肝炎, B型肝炎
参考文献
臨床意義文献
中尾 瑠美子 他:Progress in Medicine 24-11-2839~2852 2004