現在のラボ:札幌ミライラボ
○IgM-HBc抗体
項目コード:436502 / 0609
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検査項目
JLAC10 - 材料
検体量
(mL) - 容器
- キャップ
カラー - 保存
(安定性) - 所要
日数 - 実施料
判断料 - 検査方法
- 基準値
(単位)
-
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IgM-HBc抗体
5F018-1432-023-051 -
血清
0.5 -
S09
↓
A00 -
- 2~5
-
146
※6
-
CLIA
CLIA(Chemiluminescent immunoassay)
化学発光免疫測定法
固相化した抗体に対して抗原を反応させた後,化学発光性物質で標識した抗体を抗原に2次反応させ,化学発光性物質の発光強度を測定する方法。 - S/CO 1.00未満
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IgM-HBc抗体
備考
&1
診療報酬
D013(08)
HBc-IgM抗体
免疫学的検査判断料144点 ◇
- 「HBc抗体半定量・定量」と「HBc-IgM抗体」を同時に測定した場合は、一方の所定点数を算定する。
容器
S09 旧容器記号 C1 1 セ X1
分離剤入り (真空採血量9mL)
貯蔵方法:室温
有効期間:製造から1年
A00 旧容器記号 X
ポリスピッツ
貯蔵方法:室温
補足情報
臨床意義
一般的にB型肝炎ウイルス表面抗原(HBs抗原)も急性肝炎の血清検査マーカーとして用いられるが、HBs抗原の検出されなかった例の報告もある。回復期にはHBs抗原が消失した後もIgM-HBc抗体は存続し続け、時間の経過とともに減少する。他のB型肝炎ウイルス(HBV)マーカーに関する情報がない場合、IgM-HBc抗体が検出された患者は、B型肝炎ウイルス活動期にある場合と、回復期にある場合がある。IgM-HBc抗体は慢性B型肝炎ウイルス感染者にも存在し、通常、濃度は急性肝炎より低く、病状の悪化と共に増加減少することがある。HBs抗原、HBs抗体、HBe抗原、HBe抗体、HBc抗体のような一般的に用いられるウイルスマーカーのみに基づいて急性と慢性B型肝炎ウイルス感染を区別するのは、これらマーカーのほとんどが急性および慢性肝炎の両方で認められるため困難である。急性B型肝炎ウイルス感染と高濃度のIgM-HBc抗体は密接な関係にある。このためIgM-HBc抗体の測定は急性肝炎の原因がB型肝炎ウイルス感染によるものか、またはA型肝炎ウイルス、C型肝炎ウイルス、デルタ肝炎ウイルス等の感染によるものかを区別するために用いられる。
異常値を示す病態・疾患
上昇する疾患
B型肝炎, B型肝炎
参考文献
測定法文献
熊谷 保之:日本臨床検査自動化学会会誌25(1):70~74,2000.
臨床意義文献
中尾 瑠美子 他:医学と薬学 52-5-847~858 2004