現在のラボ:杏和総合

項目コード:429
検査項目
JLAC10
CLIA(Chemiluminescent immunoassay)
化学発光免疫測定法
固相化した抗体に対して抗原を反応させた後,化学発光性物質で標識した抗体を抗原に2次反応させ,化学発光性物質の発光強度を測定する方法。
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D013(08)
HBc-IgM抗体
免疫学的検査判断料144点 ◇
分離剤入り (真空採血量9mL)
貯蔵方法:室温
有効期間:製造から1年
ポリスピッツ
貯蔵方法:室温
一般的にB型肝炎ウイルス表面抗原(HBs抗原)も急性肝炎の血清検査マーカーとして用いられるが、HBs抗原の検出されなかった例の報告もある。回復期にはHBs抗原が消失した後もIgM-HBc抗体は存続し続け、時間の経過とともに減少する。他のB型肝炎ウイルス(HBV)マーカーに関する情報がない場合、IgM-HBc抗体が検出された患者は、B型肝炎ウイルス活動期にある場合と、回復期にある場合がある。IgM-HBc抗体は慢性B型肝炎ウイルス感染者にも存在し、通常、濃度は急性肝炎より低く、病状の悪化と共に増加減少することがある。HBs抗原、HBs抗体、HBe抗原、HBe抗体、HBc抗体のような一般的に用いられるウイルスマーカーのみに基づいて急性と慢性B型肝炎ウイルス感染を区別するのは、これらマーカーのほとんどが急性および慢性肝炎の両方で認められるため困難である。急性B型肝炎ウイルス感染と高濃度のIgM-HBc抗体は密接な関係にある。このためIgM-HBc抗体の測定は急性肝炎の原因がB型肝炎ウイルス感染によるものか、またはA型肝炎ウイルス、C型肝炎ウイルス、デルタ肝炎ウイルス等の感染によるものかを区別するために用いられる。
B型肝炎, B型肝炎
測定法文献
熊谷 保之:日本臨床検査自動化学会会誌25(1):70~74,2000.
臨床意義文献
中尾 瑠美子 他:医学と薬学 52-5-847~858 2004