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現在のラボ:札幌ミライラボ

抗利尿ホルモン(AVP)

  • 検査項目
    JLAC10

    材料
    検体量
    (mL)
    容器
    キャップ
    カラー
    保存
    (安定性)
    所要
    日数
    実施料
    判断料
    検査方法
    基準値
    (単位)
  • 抗利尿ホルモン(AVP)
    4A070-0000-022-001
    速やかに冷却遠心
    血漿
    1.5
    PN7

    A00
    凍結
    5~8
    224
    ※5
    RIA2抗体法

    RIA(Radio immunoassay)
    放射性免疫測定法
    抗体に対して放射性同位元素(RI)で標識した抗原と検体中の抗原を競合的に抗原抗体反応を行い,抗体と結合した標識抗原(結合型:Bound)と抗体と結合していない標識抗原(遊離型:Free)を分離し,その割合を放射活性から抗原の濃度として測定する方法。
    結合型と遊離型の分離方法(B/F分離)として,抗体を固相化しておく固相法,抗原抗体複合体に第2抗体を結合させて沈澱させる2抗体法,抗原抗体複合体を硫酸アンモニウム(硫安)で沈澱させる硫安塩析法,抗原抗体複合体を沈澱試薬で沈澱させるPEG法などがある。

    水制限 4.0以下
    自由飲水 2.8以下(pg/mL)

備考

&1
採血後,速やかに血漿分離してください。溶血でのご依頼は避けてください。
下図の容器に採血し,速やかによく混和させ,低温(4℃)で血漿分離してください。
血漿は必ず凍結保存してください。

診療報酬

D008(47)
抗利尿ホルモン(ADH)
生化学的検査(Ⅱ)判断料144点 △

容器

臨床意義

脱水・浮腫・多尿・多飲といった水代謝異常、あるいは高Na血症・低Na血症といったNa代謝異常時に、AVPの分泌異常の関与を明らかにするために測定する。特にAVPの分泌不全は中枢性尿崩症を生じ、過剰分泌はAVP分泌過剰症(syndrome of inappropriate secretion of ADH:SIADH)を生じる。

参考文献

測定法文献
田中 誠仁,他:医学と薬学 72(8):1379~1388,2015.
臨床意義文献
村瀬 孝司,大磯 ユタカ:日本臨床 68(増刊7):260~263,2010.

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