現在のラボ:金沢ラボ

項目コード:0A6902
検査項目
JLAC10
#1
溶血でのご依頼は避けてください。(溶血検体では、測定値が低値となる可能性があります。)
D014(40)
甲状腺刺激抗体(TSAb)
免疫学的検査判断料144点
分離剤入り (真空採血量9mL)
貯蔵方法:室温
有効期間:製造から1年
ポリスピッツ
貯蔵方法:室温
甲状腺機能亢進症におけるバセドウ病はTSH 受容体抗体(TRAb)によって発症します。TSH 受容体抗体には刺激型と阻害型の2 種類があり、このうち刺激型は TSH 受容体に対してアゴニストとして作用し、甲状腺細胞膜中の adenylate cyclase 活性を刺激し、甲状腺内のサイクリック AMP(cAMP)産生を増加させるバセドウ病の原因物質と考えられます。甲状腺機能亢進症を示すバセドウ病の診断、破壊性甲状腺機能亢進症(無痛性甲状腺炎、亜急性甲状腺炎)との鑑別診断に有用です。
バセドウ病
測定法文献
保科 元気 他: 医学と薬学, 79(8): 1079~1086, 2022.
臨床意義文献
上條 桂一, 他: 医学と薬学 79(9): 1199~1207, 2022.