現在のラボ:セントラルラボ
○甲状腺刺激抗体(TSAb)
項目コード:00H21 0(旧 0H21 1)
-
-
検査項目
JLAC10 - 材料
検体量
(mL) - 容器
- キャップ
カラー - 保存
(安定性) - 所要
日数 - 実施料
判断料 - 検査方法
- 基準値
(単位)
-
-
-
甲状腺刺激抗体(TSAb)
5G300-0000-023-905 -
血清
0.3 -
S09
↓
A00 -
(21日)
- 2~4
-
330
※6
- Bioassay
- 110 未満(%)
-
甲状腺刺激抗体(TSAb)
備考
溶血でのご依頼は避けてください。(溶血検体では、測定値が低値となる可能性があります。)
診療報酬
D014(40)
甲状腺刺激抗体(TSAb)
免疫学的検査判断料144点
- 「抗TSHレセプター抗体(TRAb)」及び「甲状腺刺激抗体(TSAb)」を同時に行った場合は、いずれか一方のみ算定する。
容器
S09 旧容器記号 C1 1 セ X1
分離剤入り (真空採血量9mL)
貯蔵方法:室温
有効期間:製造から1年
A00 旧容器記号 X
ポリスピッツ
貯蔵方法:室温
補足情報
臨床意義
甲状腺機能亢進症におけるバセドウ病はTSH 受容体抗体(TRAb)によって発症します。TSH 受容体抗体には刺激型と阻害型の2 種類があり、このうち刺激型は TSH 受容体に対してアゴニストとして作用し、甲状腺細胞膜中の adenylate cyclase 活性を刺激し、甲状腺内のサイクリック AMP(cAMP)産生を増加させるバセドウ病の原因物質と考えられます。甲状腺機能亢進症を示すバセドウ病の診断、破壊性甲状腺機能亢進症(無痛性甲状腺炎、亜急性甲状腺炎)との鑑別診断に有用です。
異常値を示す病態・疾患
関連疾患
バセドウ病
参考文献
測定法文献
保科 元気 他: 医学と薬学, 79(8): 1079~1086, 2022.
臨床意義文献
上條 桂一, 他: 医学と薬学 79(9): 1199~1207, 2022.