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単純ヘルペスウイルス DNA定量

  • 検査項目
    JLAC10

    材料
    検体量
    (mL)
    容器
    キャップ
    カラー
    保存
    (安定性)
    所要
    日数
    実施料
    判断料
    検査方法
    基準値
    (単位)
  • 単純ヘルペスウイルス DNA定量
    5F190-1441-019-862
    血液(EDTA-2Na加)
    5.0
    PN7
    冷蔵
    (10日)
    2~4

    450
    ※7
    PCR(リアルタイムPCR)

    リアルタイムPCR
    PCR法を基本原理とする核酸増幅法の一種であり,分解により蛍光を発するオリゴヌクレオチドを利用することにより,PCRサイクルごとに蛍光シグナルを確認することでリアルタイムにターゲット核酸の定量が可能となる測定方法。

    2.0×101未満(コピー/106cells)
その他の受託可能材料

備考

#1
凍結保存は避けてください。他項目との重複依頼は避けてください。本検査方法ではコンタミネーションの影響がより大きくなりますので,検体採取にあたっては取り扱いに充分ご注意ください。
下図の容器に採血し,よく混和させ,冷蔵保存してください。
他項目との重複依頼は避けてください。
本検査方法ではコンタミネーションの影響がより大きくなりますので,検体採取にあたっては取り扱いに充分ご注意ください。

診療報酬

D023(17)
単純疱疹ウイルス・水痘帯状疱疹ウイルス核酸定量〔リアルタイムPCR法〕
微生物学的検査判断料150点

  • 「単純疱疹ウイルス・水痘帯状疱疹ウイルス核酸定量」は、免疫不全状態であって、単純疱疹ウイルス感染症又は水痘帯状疱疹ウイルス感染症が強く疑われる患者を対象としてリアルタイムPCR法により測定した場合に、一連として1回のみ算定できる。

容器

補足情報

臨床意義

HSVは、初感染・回帰発症として年齢、1型、2型のウイルス別、基礎疾患の有無から、新生児ヘルペス、性器ヘルペス、ヘルペス脳炎、ヘルペス性角膜炎、カポシ水痘様発疹など多彩で重篤な示すことで知られている。特に新生児ヘルペス、ヘルペス脳炎は重篤で予後不良なことが多い。
定量的PCRを用いた報告では、年長児や成人のヘルペス脳炎では急性期10×2~10×4コピー/髄液1mLのHSVDNAが検出され、治療開始とともに減少し10~14日で感度以下になり、一方、新生児ヘルペス中枢神経型では10×3~10×5コピー/mLと多量のウイルスゲノムが存在するということである。

参考文献

測定法文献
Stevens J:実験医学 15-7S-728~733 1997
臨床意義文献
Ito Y et al:Clinical Infectious Diseases 30-185~187 2000

関連項目

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