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○シアリルLex-i抗原 (SLX)
項目コード:303702
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検査項目
JLAC10 - 材料
検体量
(mL) - 容器
- キャップ
カラー - 保存
(安定性) - 所要
日数 - 実施料
判断料 - 検査方法
- 基準値
(単位)
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シアリルLex-i抗原 (SLX)
5D175-0000-023-006 -
血清
0.2 -
S09
↓
A00 -
- 2~4
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140
※5
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RIA固相法(IRMA)
IRMA(Immuno radio metric assay)
免疫放射定量法
RIAの1つで,固相化した抗体に対して抗原を反応させた後,放射性同位元素(RI)で標識した抗体を抗原に2次反応させる方法。
固相化抗体と標識抗体が抗原を挟む形で結合することから,サンドイッチ法とも呼ばれる。 - 38以下(U/mL)
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シアリルLex-i抗原 (SLX)
備考
#1
溶血でのご依頼は避けてください。
診療報酬
D009(13),B001(03ロ)
シアリルLeX-i抗原(SLX),悪性腫瘍特異物質治療管理料(その他のもの)
生化学的検査(Ⅱ)判断料144点 ○
容器
S09 旧容器記号 C1 1 セ X1
分離剤入り (真空採血量9mL)
貯蔵方法:室温
有効期間:製造から1年
A00 旧容器記号 X
ポリスピッツ
貯蔵方法:室温
補足情報
臨床意義
シアリルSSEA-1抗原は,SSEA-1抗原の類縁抗原の一つであり,シアル酸によって修飾された抗原である。SSEA-1抗原は,はじめマウスの着床前の初期胚に発見された抗原であり,胚発生の一定の時期に特異的に出現するため発育時期に特異的な胎児性抗原の第1号(SSEA-1)と名づけられた。SSEA-1系統の抗原は胎児性の糖鎖抗原であり,そのため癌細胞に高頻度に出現すると考えられている。本抗原の本体は,末端にシアリルLexハプテンの構造を有する一連の糖鎖抗原である。
本抗原は癌細胞と血管内皮細胞の接着(ELAM-Ⅰ)を媒介することから,癌細胞の血行性転移と関連しており,肺腺癌,卵巣癌,膵癌および癌の転移能の評価や経過観察に有用である。又,ルイス抗原系の影響は受けない利点がある。
異常値を示す病態・疾患
高値疾患
肺癌, 肺腺癌, 卵巣癌, 膵癌
参考文献
測定法文献
井村 裕夫 他:癌と化学療法 14-5-1315~1321 1987
臨床意義文献
井村 裕夫 他:癌と化学療法 14-5-1322~1331 1987