現在のラボ:金沢ラボ
○フォン・ウィルブランド因子活性 (リストセチンコファクター)
項目コード:106703
-
-
検査項目
JLAC10 - 材料
検体量
(mL) - 容器
- キャップ
カラー - 保存
(安定性) - 所要
日数 - 実施料
判断料 - 検査方法
- 基準値
(単位)
-
-
-
フォン・ウィルブランド因子活性 (リストセチンコファクター)
2B480-0000-022-316 -
血漿
0.5 -
PC2
↓
A00 -
(20日)
- 2~4
-
126
※3
- 固定血小板凝集法
- 60~170(%)
-
フォン・ウィルブランド因子活性 (リストセチンコファクター)
備考
#1
凝固検体取り扱いについては、下記をご参照ください。
3.2%のクエン酸ナトリウム0.2mLに血液1.8mLの割合で採血し,転倒混和を5~6回繰り返した後,速やかに血漿分離してください。血漿は必ず凍結保存してください。(複数の検査項目をご依頼される場合で,採血量が1.8mL以上の場合,(PC5)の容器をご利用ください。)
診療報酬
D006(14)
von Willebrand因子(VWF)活性
血液学的検査判断料125点 □
容器
PC2 旧容器記号 K H2 11
3.2%クエン酸ナトリウム入り (真空採血量1.8mL)
内容:3.2%クエン酸Na 0.2mL
貯蔵方法:室温
有効期間:製造から1年 (25本入りプラスティックケース開封後1ヵ月)
A00 旧容器記号 X
ポリスピッツ
貯蔵方法:室温
補足情報
臨床意義
フォン・ヴィルブランド因子(von Willebrand factor:vWF)は血管内皮細胞および骨髄巨核球で産生され,血漿,血管内皮下組織および血小板に存在する高分子糖蛋白である。遺伝子は12番染色体短腕(12pter-12p12)上に位置しその機能は,損傷血管内皮下組織への血小板の粘着において,両者を結合させ,一次止血機構に重要な働きをする。また,このvWFの量的・質的異常がフォン・ヴィルブランド病(von Willebrand disease:vWD)である。vWDは,先天性の常染色体遺伝性の出血性疾患で血友病Aについで多い。vWDはFⅧ,vWF Ag,Rcof,マルチマー分析により種々の病型に分類されている。また,従来より血友病Aの保因者診断にはFⅧ/vWF Ag比が利用されている。
異常値を示す病態・疾患
低下する疾患
von Willebrand病(典型例)
参考文献
測定法文献
Macfarlane DE et al:Thrombos Diathes Haemorth 34-306~308 1975.
臨床意義文献
高橋 幸博:日本臨牀 53-増-100~104 1995.