現在のラボ:金沢ラボ
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現在のラボ:金沢ラボ
項目コード:211203
検査項目
JLAC10
IRMA(Immuno radio metric assay)
免疫放射定量法
RIAの1つで,固相化した抗体に対して抗原を反応させた後,放射性同位元素(RI)で標識した抗体を抗原に2次反応させる方法。
固相化抗体と標識抗体が抗原を挟む形で結合することから,サンドイッチ法とも呼ばれる。
#エ
指定の容器に採血し,よく混和させ,低温(4℃)で血漿分離してください。
血漿は必ず凍結保存してください。
D008(11)
レニン定量
生化学的検査(Ⅱ)判断料144点
EDTA-2Na入り (真空採血量2mL)
内容:EDTA-2Na 3.0mg
貯蔵方法:室温
有効期間:製造から2年
EDTA-2Na入り (真空採血量5mL)
内容:EDTA-2Na 7.5mg
貯蔵方法:室温
有効期間:製造から2年
ポリスピッツ
貯蔵方法:室温
レニンは主に傍糸球体細胞で合成される蛋白分解酵素(プロテアーゼ)であり,血中では活性型と不活性型の2つの様式で存在する。活性型レニンはレニン基質(アンギオテンシノーゲン)に作用してアンギオテンシンIを生成させる。レニン-アンギオテンシン-アルドステロン系を通して生体の血圧ならびに水電解質代謝の調節に重要な役割を果している。意義として,腎血管性高血圧に代表される各種高血圧疾患の鑑別診断に有用である。また,血漿中の活性型レニンの直接測定(定量)は,内因性レニン基質量の影響による測定値の変動がなく,低レニン性疾患や高レニンを示す状態においてもレニン分泌動態をよく反映する。
ミネラルコルチコイド分泌性副腎皮質腫瘍, 原発性アルドステロン症, 低レニン性本態性高血圧症, 特発性アルドステロン症
アジソン病, ネフローゼ症候群, バーター症候群, レニン分泌性腎腫瘍, 悪性高血圧, 経口避妊薬投与による高血圧症, 両側副腎摘出者
測定法文献
土屋 ますみ 他:医学と薬学 32-3-529~534 1994
臨床意義文献
沖 隆 他:ホルモンと臨床 42-11-1091~1094 1994