現在のラボ:金沢ラボ

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項目コード:499937
検査項目
JLAC10
#ユ
病理材料でRAS遺伝子(KRAS遺伝子,NRAS遺伝子ともにexon 2 codon 12,13,exon 3 codon 59,61,exon 4 codon 117,146)の変異解析を目的としております。病理材料以外は受託できません。
●未染標本スライド材料について
提出の際には,HE染色標本により腫瘍細胞が確認されたホルマリン固定パラフィン包埋組織ブロックより10μm厚さの連続切片にてスライド作製願います。作製した未染標本スライドは,オブジェクトケース(Z10)に入れ,室温保存にてご提出ください。なお,病理検査材料は,組織のホルマリン固定によりDNAが断片化されているため,固定液の種類や,固定時間といった保存状況,保存年数によっては,解析不可能なことがありますので,あらかじめご了承ください。他項目との重複依頼は避けてください。
未染標本スライド材料について
未染標本スライドは,組織のホルマリン固定によりDNAが断片化されているため,固定液の種類や,固定時間といった保存状況,保存年数によっては,解析不可能なことがありますので,あらかじめご了承ください。
[499937]RAS遺伝子変異解析の留意事項
当該検査に供する組織片は必ず病理組織的に鏡検され,腫瘍組織の存在が確認されていることが受託の必須条件となります。
受託数の増減により,所要日数が変わる場合がございます。あらかじめご了承ください。
検体は未染標本スライドを作製し,オブジェクトケースに入れ室温保存にてご提出ください。
未染標本スライド厚さ10μm(連続切片):5~ 10枚
D004-2(01ル)
RAS遺伝子検査
尿・糞便等検査判断料34点
[オブジェクトケース]
プレパラート (スライドグラス)
貯蔵方法:室温
EGFR阻害を目的とした分子標的薬の薬理効果がRAS遺伝子変異の有無により薬理効果が異なるという知見が相次いで報告されている。当該検査はRAS遺伝子変異の中でも、特に臨床的意義が高いとされているコドンについて測定をおこなうことにより、EGFR阻害を目的とした分子標的薬の薬理効果を予測するものである。
大腸がん
測定法文献
Bando H et al.:BMC Cancer,13:405,2013.
臨床意義文献
日本臨床腫瘍学会:大腸がん患者におけるRAS遺伝子(KRAS/NRAS遺伝子)変異の測定に関するガイダンス 第2版,2014.