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Mac-2 結合蛋白糖鎖修飾異性体(M2BPGi)

  • 検査項目
    JLAC10

    材料
    検体量
    (mL)
    容器
    キャップ
    カラー
    保存
    (安定性)
    所要
    日数
    実施料
    判断料
    検査方法
    基準値
    (単位)
  • Mac-2 結合蛋白糖鎖修飾異性体(M2BPGi)
    5C141-0000-023-052
    血清
    0.5
    S09

    A00
    冷蔵
    2~4

    194
    ※4
    CLEIA

    CLEIA(Chemiluminescent enzyme immunoassay)
    化学発光酵素免疫測定法
    固相化した抗体に対して抗原を反応させた後,酵素標識した抗体を抗原に2次反応させ,化学発光基質を加えて発光強度を測定する方法。

    (-) 下記参照

備考

#1

診療報酬

D007(50)
Mac-2結合蛋白糖鎖修飾異性体
生化学的検査(Ⅰ)判断料144点

  • 「Mac-2結合蛋白糖鎖修飾異性体」は、2ステップサンドイッチ法を用いた化学発光酵素免疫測定法により、慢性肝炎又は肝硬変の患者(疑われる患者を含む。)に対して、肝臓の線維化進展の診断補助を目的に実施した場合に算定する。
  • 「サイトケラチン18フラグメント(CK-18F)」と「プロコラーゲン-Ⅲ-ペプチド(P-Ⅲ-P)」、「Ⅳ型コラーゲン」、「Ⅳ型コラーゲン・7S」、「ヒアルロン酸」、「Mac-2結合蛋白糖鎖修飾異性体」又は「オートタキシン」を併せて実施した場合は、主たるもののみ算定する。
  • 「ELFスコア」と、「Ⅳ型コラーゲン」、「Ⅳ型コラーゲン・7S」、「Mac-2結合蛋白糖鎖修飾異性体」、「オートタキシン」又は「サイトケラチン18フラグメント(CK-18F)」を併せて実施した場合は、主たるもののみ算定する。

容器

補足情報

臨床意義

肝炎治療において、肝臓の線維化の程度を評価することは臨床上有用であると言われています。
特にC型慢性肝炎ガイドラインでは、肝線維化の進展を評価することが治療の選択において重要な指標になっています。現在、肝線維化の進展評価では肝臓組織の一部を針で採取して行う肝生検が主流となっていますが、身体的な負担も大きいため、簡単に肝線維化の診断ができる方法が望まれていました。
肝線維化の進展に伴い優位に高値になり、肝生検との一致率も高いと言われると同時に既存の肝線維化マーカーとの比較でもM2BPGiは高い診断能を有しています。

異常値を示す病態・疾患

高値を示す疾患

慢性肝炎 肝硬変

参考文献

測定法文献
柴田 宏,他:臨床病理 63(1):72~77,2015.
臨床意義文献
柴田 宏,他:臨床病理 63(1):72~77,2015.

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