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項目コード:
検査項目
JLAC10
#1
メラノーマ PD-L1タンパク(IHC)28-8の提出方法
1)癌細胞の有無が不明な場合もありますので、検査依頼時に病理診断書(コピー)の添付をお願いいたします。(ただし、当社で一般病理検査を実施している場合は不要です。)なお、諸事情により添付できない場合には、依頼書に病理診断名(組織型等)の他、臨床情報等可能な範囲での記載をお願いいたします。
2)材料はメラノーマ(原発巣または転移巣)の未染標本スライド(ホルマリン固定パラフィンブロックから作製されたもの)となります。シランなどのコーティングスライドをご使用のうえ、薄切後は約40℃で一晩乾燥させた後、ご提出ください。
3)組織は4~5μmの厚さに薄切し、フロスト端から15mm以上、スライドガラス端から15mm以上離してなるべく中央に貼り付けてください。
4)パラフィンブロックでご依頼の場合、未染色スライド作製のため所要日数が遅れますので、営業員へご連絡ください。
<検体の取り扱い方法>
シランなどのコーティングスライドをご使用のうえ、薄切後は約40℃で一晩乾燥させた後、ご提出ください。組織は4~5μmの厚さに薄切し、フロスト端から15mm以上、スライドグラス端から15mm以上離してなるべく中央に貼り付けてください。
N005-3
PD-L1タンパク免疫染色(免疫抗体法)病理組織標本作製
病理判断料130点
[オブジェクトケース]
プレパラート (スライドグラス)
貯蔵方法:室温
本来、身体に有害な病原体や癌などの異常細胞は、NK細胞やT細胞などの免疫細胞によって排除されています。しかし一部の癌細胞は自己防衛のためPD-L1という物質を発現し、T細胞が持つ免疫抑制もしくは停止スイッチのPD-1に結合し、免疫機能を阻害しています。そのため、PD-1とPD-L1の結合を阻害して、T細胞の細胞障害活性を回復させる免疫チェックポイント阻害剤が注目されています。
本項目は、特に、悪性黒色腫患者における免疫チェックポイント阻害剤の一種である「ニボルマブ(商品名:オプジーボ®)」と「イピリムマブ(商品名:ヤーボイ®)」の併用療法の適切な投与を行うための補助に用いる検査です。
悪性黒色腫(メラノーマ)
測定法文献
名倉 宏,他:渡辺・中根 酵素抗体法 改訂四版(学際企画):147~150, 2002.
臨床意義文献
Phillips T et al:Appl Immunohistochem Mol Morphol 26(1):6~12,2018.