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骨型酒石酸抵抗性酸性フォスファターゼ(TRACP-5b)

  • 検査項目
    JLAC10

    材料
    検体量
    (mL)
    容器
    キャップ
    カラー
    保存
    (安定性)
    所要
    日数
    実施料
    判断料
    検査方法
    基準値
    (単位)
  • 骨型酒石酸抵抗性酸性フォスファターゼ(TRACP-5b)
    3B222-0000-023-023
    血清
    0.5
    S09

    A00
    凍結
    2~4

    156
    ※5
    腫2
    EIA

    EIA(Enzyme immunoassay)
    酵素免疫測定法
    測定原理はRIAと同様で,標識物質に酵素で標識した抗原または抗体を用いて抗原抗体反応を行い,発色基質を加えて酵素活性を測定する方法。

    男性 170~590 女性(YAM) 120~420 (mU/dL)

備考

&1
YAM:若年者成人平均値
女性の基準値は,健常閉経前女性(30~44歳)で確立された平均±1.96標準偏差の範囲としております。なお,閉経後女性にも適用されます。

診療報酬

D008(25),B001(03ロ)
酒石酸抵抗性酸ホスファターゼ(TRACP-5b),悪性腫瘍特異物質治療管理料(その他のもの)
生化学的検査(Ⅱ)判断料144点 △

  • 「酒石酸抵抗性酸ホスファターゼ(TRACP-5b)」は、代謝性骨疾患及び骨転移(代謝性骨疾患や骨折の併発がない肺癌、乳癌、前立腺癌に限る)の診断補助として実施した場合に1回、その後6月以内の治療経過観察時の補助的指標として実施した場合に1回に限り算定できる。また治療方針を変更した際には変更後6月以内に1回に限り算定できる。
    本検査と「Ⅰ型コラーゲン架橋N-テロペプチド(NTX)」、「オステオカルシン(OC)」又は「デオキシピリジノリン(DPD)(尿)」を併せて実施した場合は、いずれか一つのみ算定する。

容器

補足情報



臨床意義

1.骨粗鬆症の治療経過観察時の補助的指標。
2.原発性副甲状腺機能亢進症の骨減少の病態把握。
3.血液透析患者における骨減少の病態把握。
4.骨転移(代謝性骨疾患や骨折の併発がない肺癌、乳癌、前立腺癌に限る)の診断における補助的指標。

異常値を示す病態・疾患

異常値疾患

骨粗鬆症

参考文献

測定法文献
西沢 良記,他:医学と薬学 54(5):709~717,2005.
臨床意義文献
三木 隆己,他:医学と薬学 55(3):443~458,2006.

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