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検査項目
JLAC10
酵素抗体法
目的とする抗原に対して,酵素で標識した抗体を用いて抗原抗体反応を行い,発色基質を加えて酵素活性を測定する方法。
酵素で標識した抗体を直接反応させる直接法と,抗原に対して未標識の抗体を反応させた後,酵素で標識した抗体を2次反応させる間接法がある。
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組織を3 ~ 4μmの厚さに薄切し,フロスト端から15mm以上,スライドガラス端から15mm以上離してなるべく中央に貼り付けてください。シランなどのコーティングにスライドをご使用のうえ,薄切後は約40℃で一晩乾燥させた後,ご提出ください。
[オブジェクトケース]
プレパラート (スライドグラス)
貯蔵方法:室温
ALK陽性の肺癌症例において、ALK阻害剤による治療効果が示されており、治療に先立ちその発現を確認することは必要不可欠である。本検査はタンパク質レベルで、クリゾチニブ治療対象者を選別するスクリーニング検査として対象者を選別すると共に、無用な副作用の危険性を回避する。
肺癌(非小細胞肺癌:Non Small Cell Lung Cancer;NSCLC)
測定法文献
名倉 宏,他:渡辺・中根 酵素抗体法 改訂四版(学際企画):147~150,2002.
臨床意義文献
Jokoji R et al:Journal of Clinical Pathology 63(12):1066~1070,2010.