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1,25-(OH)2ビタミンD

  • 検査項目
    JLAC10

    材料
    検体量
    (mL)
    容器
    キャップ
    カラー
    保存
    (安定性)
    所要
    日数
    実施料
    判断料
    検査方法
    基準値
    (単位)
  • 1,25-(OH)2ビタミンD
    3G070-0000-023-001
    血清
    0.6
    S09

    A00
    冷蔵
    3~7

    388
    ※4
    RIA2抗体法

    RIA(Radio immunoassay)
    放射性免疫測定法
    抗体に対して放射性同位元素(RI)で標識した抗原と検体中の抗原を競合的に抗原抗体反応を行い,抗体と結合した標識抗原(結合型:Bound)と抗体と結合していない標識抗原(遊離型:Free)を分離し,その割合を放射活性から抗原の濃度として測定する方法。
    結合型と遊離型の分離方法(B/F分離)として,抗体を固相化しておく固相法,抗原抗体複合体に第2抗体を結合させて沈澱させる2抗体法,抗原抗体複合体を硫酸アンモニウム(硫安)で沈澱させる硫安塩析法,抗原抗体複合体を沈澱試薬で沈澱させるPEG法などがある。

    成人 20.0~60.0 小児 20.0~70.0(pg/mL)

備考

1

診療報酬

D007(63)
1,25-ジヒドロキシビタミンD3
生化学的検査(Ⅰ)判断料144点

  • 「1,25-ジヒドロキシビタミンD3」は、ラジオレセプターアッセイ法、RIA法又はELISA法により、慢性腎不全、特発性副甲状腺機能低下症、偽性副甲状腺機能低下症、ビタミンD依存症Ⅰ型若しくは低リン血症性ビタミンD抵抗性くる病の診断時又はそれらの疾患に対する活性型ビタミンD3剤による治療中に測定した場合に限り算定できる。ただし、活性型ビタミンD3剤による治療開始後1月以内においては2回を限度とし、その後は3月に1回を限度として算定する。

容器

臨床意義

1.25(OH)2ビタミンDは,体液中のカルシウムやリンの代謝を調節する重要なホルモンである。副甲状腺でのPTHの合成,分泌においては1.25(OH)2ビタミンDは,negative feed backに働く。また,治療薬として用いられている活性型ビタミンD3製剤の血中濃度観察においても1.25(OH)2ビタミンDの測定は重要である。

異常値を示す病態・疾患

減少する疾患

ビタミンD抵抗性クル病, 特発性副甲状腺機能低下症, 慢性腎不全, 慢性透析患者

上昇する疾患

ビタミンD製剤投与患者, 原発性副甲状腺機能亢進症

参考文献

測定法文献
Fraser WD et al:Ann Clin Biochem 34-632~637 1997
臨床意義文献
鈴木 正司 他:臨床透析 14-3-371~376 1998

関連項目

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