SRL総合検査案内

0個選択中

現在のラボ:中央ラボ

C反応性蛋白(CRP)定量

  • 検査項目
    JLAC10

    材料
    検体量
    (mL)
    容器
    キャップ
    カラー
    保存
    (安定性)
    所要
    日数
    実施料
    判断料
    検査方法
    基準値
    (単位)
  • C反応性蛋白(CRP)定量
    5C070-0000-023-062
    血清
    0.3
    S09

    A00
    冷蔵
    1~2

    16
    ※6
    ラテックス凝集比濁法

    LA(Latex agglutination immunoassay)
    ラテックス凝集比濁法
    抗原または抗体を吸着(結合)させたラテックス粒子を用いて抗原抗体反応を行い,抗原抗体反応による凝集の濁度を,光を照射させて透過率または光の散乱強度から測定する方法。

    0.14以下 (mg/dL)

備考

*

診療報酬

D015(01)
C反応性蛋白(CRP)
免疫学的検査判断料144点

  • 「血清アミロイドA蛋白(SAA)」を「C反応性蛋白(CRP)定性」又は「C反応性蛋白(CRP)」と併せて測定した場合は、主たるもののみ算定する。

容器

臨床意義

CRPは,肺炎球菌菌体のC多糖体と沈降反応を示す蛋白として見いだされた。CRPは免疫グロブリンIgMのように,5個のサブユニットが輪状に結合した分子量105,000の蛋白である。
炎症や癌などによる組織障害によって活性化された単球/マクロファージはインターロイキン6(IL-6),IL-1,TNFαなどを分泌し,分泌されたサイトカインによって,肝細胞におけるCRPをはじめとする急性相反応蛋白の産生を誘導し,血中濃度が上昇する。
炎症性疾患で鋭敏に上昇し,病態の改善後速やかに低下するため,病態の診断,予後の判定,治療効果の観察に役立つ。敗血症や肺炎などの細菌感染症では著しく上昇,ウイルス感染,悪性腫瘍,膠原病でも活動性の亢進時に上昇する。外傷や手術後は,48時間をピークに上昇し約5日でほぼ正常範囲に復するといわれている。CRPの高値がさらに持続する場合は,感染症の併発を考慮しなければならない。

異常値を示す病態・疾患

陰性の疾患

ウィルス感染症(陰性~弱陽性), 強皮症, 心不全(陽性の場合はリウマチ熱再燃,血栓,梗塞,気管支感染の合併), 皮膚筋炎(初期を除く)

上昇する疾患

リウマチ熱, 悪性腫瘍(転移型), 肝膿傷, 関節リウマチ, 細菌感染症, 多発性動脈炎, 胆石症, 胆嚢炎, 肺結核

参考文献

測定法文献
小林 咲絵, 他:医学と薬学 78 (1):81~89, 2021.
臨床意義文献
大谷 英樹:日本臨牀 53-増-233~236, 1995.

関連項目

ラボ切替機能追加/URL変更のお知らせ

ラボを選択してください

ラボを選ぶ

ラボ切替機能追加/URL変更のお知らせ

ラボ一覧

検査・関連サービス事業 グループ会社:
  • 日本臨床
  • SRL北関東
  • 北信臨床